「Google Widevine」の版間の差分
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− | * L2 = 540pの解像度制限。暗号処理のみがTEEで実行され、メディア処理は実行されない。 | + | *L2 = 540pの解像度制限。暗号処理のみがTEEで実行され、メディア処理は実行されない。 |
− | * L3 = 480pの解像度制限。ソフトウェアベースのDRMのみ。過去に2回突破されており、暗号の研究者たちは「使うべきではない」としている。 | + | *L3 = 480pの解像度制限。ソフトウェアベースのDRMのみ。過去に2回突破されており、暗号の研究者たちは「使うべきではない」としている。 |
2021年9月8日 (水) 10:54時点における版
Widevine(読み:わいどばいん)とは、Googleが開発したオープンソースのデジタル著作権管理技術(DRM)である。
ライセンス料などは一切かからない。
採用事例
Google ChromeやAndroidなどGoogle製品だけでなく、Firefox(v47以降)でも採用されている。
また、Amazon Prime Video、BBC、Hulu、Netflix、Spotify、Disney+などの有料動画配信でも採用されている。
前述のように自由に利用できるライセンスであるため、オープンソースプロジェクトでは人気が高い。
セキュリティレベル
- L1 = 解像度やHDRの制限がなく、最高レベルの保護を提供する。暗号化とメディア処理の両方の操作が「信頼できる実行環境(Trusted Execution Environment, TEE)」で行われる。
- L2 = 540pの解像度制限。暗号処理のみがTEEで実行され、メディア処理は実行されない。
- L3 = 480pの解像度制限。ソフトウェアベースのDRMのみ。過去に2回突破されており、暗号の研究者たちは「使うべきではない」としている。