「ヘテロジニアス・マルチプロセッシング」の版間の差分

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初期の[[ARMアーキテクチャ]]の[[big.LITTLE]]と呼ばれるマルチコアCPUは2種類の異なるCPUコアを搭載しているものの「bigコアが動くとLITTLEコアが止まる」「LITTLEコアが動くとbigコアが止まる」という挙動でした。つまり[[カタログスペック]]には「8コア(4+4)」と書かれていても実際に同時に動くのは4コアです。
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初期の[[ARMアーキテクチャ]]の[[big.LITTLE]]と呼ばれるマルチコアCPUは2種類の異なるCPUコアを搭載しているものの「bigコアが動くとLITTLEコアが止まる」「LITTLEコアが動くとbigコアが止まる」という挙動でした。
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つまり[[カタログスペック]]には「8コア(4+4)」と書かれていても実際に同時に動くのは4コアです。
  
 
昨今では上記のような[[CPU]]との違いを強調し「全コアが同時に動きます」という意味で使われているのがこのヘテロジニアス・マルチプロセッシングという言葉です。
 
昨今では上記のような[[CPU]]との違いを強調し「全コアが同時に動きます」という意味で使われているのがこのヘテロジニアス・マルチプロセッシングという言葉です。

2024年2月6日 (火) 01:33時点における版

ヘテロジニアス・マルチプロセッシング(英語:heterogeneous multi processing)とは、1つのCPUの内部に異なる種類のCPUコアを搭載し、それらが「同時に動くこと」を指します。「ヘテロジニアス・マルチコア」とも呼ばれます。

最近

初期のARMアーキテクチャbig.LITTLEと呼ばれるマルチコアCPUは2種類の異なるCPUコアを搭載しているものの「bigコアが動くとLITTLEコアが止まる」「LITTLEコアが動くとbigコアが止まる」という挙動でした。

つまりカタログスペックには「8コア(4+4)」と書かれていても実際に同時に動くのは4コアです。

昨今では上記のようなCPUとの違いを強調し「全コアが同時に動きます」という意味で使われているのがこのヘテロジニアス・マルチプロセッシングという言葉です。

初期

初期のヘテロジニアス・マルチコアの製品としてはソニーPlayStation 3東芝ハイエンドテレビに搭載されたCell Broadband Engineが有名です。