JPEG/マーカー
ナビゲーションに移動
検索に移動
マーカー(英語:maker)とは、JPEGファイルの中に存在する2バイトの区切りのことである。
概要
JPEGファイルは基本的に以下のような構造の繰り返しになっている。 ようするにバイナリなHTMLタグみたいなものである。
2バイト | 2バイト | 可変長 |
マーカー | データ長 | データ本体 |
マーカーの種類
2バイトも使っているが上位1バイトは「0xFF」固定だったりする。JPEGを標準化した標準化団体のITU-Tは何でもかんでも3文字アルファベットで表記する決まりがあるため、それぞれのマーカーには3文字アルファベット(+数字の場合もある)が割り当てられている。
バイト表記 | ITU-T表記 | 概要 |
---|---|---|
0xFF, 0xC0 | SOF0 | 基本処理 DCT 処理のフレーム開始マーカー |
0xFF, 0xC1 | SOF1 | 拡張順次 DCT のフレーム開始マーカー、ハフマン符号処理 |
0xFF, 0xC2 | SOF2 | 段階 DCT のフレーム開始マーカー、ハフマン符号処理 |
0xFF, 0xC3 | SOF3 | 可逆処理 のフレーム開始マーカー、ハフマン符号処理 |
0xFF, 0xC5 | SOF5 | 差分順次 DCT のフレーム開始マーカー、ハフマン符号処理 |
0xFF, 0xC6 | SOF6 | 差分段階 DCT のフレーム開始マーカー、ハフマン符号処理 |
0xFF, 0xC7 | SOF7 | 差分可逆処理のフレーム開始マーカー、ハフマン符号処理 |
0xFF, 0xC8 | JPG | JPEG規格拡張のために予約。いわゆる永遠に使われない予約領域 |
0xFF, 0xC9 | SOF9 | 順次 DCT のフレーム開始マーカー、算術符号処理 |
0xFF, 0xCA | SOF10 | 段階 DCT のフレーム開始マーカー、算術符号処理 |
0xFF, 0xCB | SOF11 | 可逆処理のフレーム開始マーカー、算術符号処理 |
0xFF, 0xCD | SOF13 | 差分順次 DCT のフレーム開始マーカー、算術符号処理 |
0xFF, 0xCE | SOF14 | 差分段階 DCT のフレーム開始マーカー、算術符号処理 |
0xFF, 0xCF | SOF15 | 差分可逆処理のフレーム開始マーカー、算術符号処理 |