姫野ベンチマーク
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姫野ベンチマーク(読み:ひめのべんちまーく)とは、理化学研究所で公開されているベンチマークソフトである。[1]
概要[編集 | ソースを編集]
姫野ベンチマークは理化学研究所・情報基盤センターのセンター長である姫野龍太郎氏が非圧縮流体解析コードの性能評価のために考えたものであり、ポアッソン方程式をヤコビの反復法で解く場合に主要なループの処理速度を計るものである。
ソースコードは非常に短く、パソコンの大先生程度でも簡単にコンパイルでき、誰でも実行して即座に実測速度(何 MFLOPS)を求めることが出来る。
姫野ベンチは LGPL ver2.0 以降に基づいて提供される。
使い方[編集 | ソースを編集]
公式バイナリを用いる場合[編集 | ソースを編集]
自分でコンパイルする場合[編集 | ソースを編集]
- 公式ページからソースコードをダウンロードする
- 適当なコンパイラ・コンパイルオプションでコンパイルする
- 端末/コマンドプロンプトから実行する
- 計算のサイズを選ぶ(大きすぎると強制終了してしまうことがある)
- 1分くらい待つ
- 結果が表示される
測定結果例(参考)[編集 | ソースを編集]
Intel(R) Core(TM)2 Duo CPU T8100 @ 2.10GHz 2.10GHz RAM 4.00GB Windows Vista Home Premium SP2 32ビット gcc 4.7.2 計算サイズ M 自分でコンパイル 最適化O2 OpenMPなし 510.711759 MFLOPS 自分でコンパイル 最適化O2 OpenMPあり 824.265609 MFLOPS 公式バイナリ 1277.829 MFLOPS