ARROWS NX F-04G

提供: MonoBook
2018年9月1日 (土) 01:29時点におけるimported>Administratorによる版 (→‎戻し方)
ナビゲーションに移動 検索に移動
富士通 > ARROWS (携帯電話) > ARROWS NX F-04G
NTTドコモ ARROWS NX F-04G
キャリア NTTドコモ
製造 富士通
発売日 2015年5月28日
概要
OS Android 5.0
CPU Qualcomm
Snapdragon 810
MSM8994 2.0GHz + 1.5GHz
(オクタコア)
音声通信方式 3.9GVoLTE(LTE)
3GFOMA(W-CDMA)
2GGSM
データ通信方式 4GPREMIUM 4G
3.9GXi
3GFOMA(HSDPAHSUPA)
2GGSM
無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)
形状 ストレート型
サイズ 146 × 70 × 8.8(最厚部10.5) mm
質量 約155 g
連続通話時間 約1200分(LTE)
約890分(3G)
約870分(GSM)
連続待受時間 約360時間(静止時・LTE)
約400時間(静止時・3G)
約320時間(静止時・GSM)
充電時間 約150分[1]
バッテリー 3120mAh
(取り外し不可)
内部メモリ RAM:3GB
ROM:32GB
外部メモリ microSD
(最大2GB・NTTドコモ公表)
microSDHC(最大32GB・NTTドコモ公表)
microSDXC(最大128GB・NTTドコモ公表)
日本語入力 Super ATOK ULTIAS
FeliCa FeliCa/NFC(決済対応)/TransferJet
赤外線通信機能 あり
テザリング Wi-fi:10台
Bluetooth:5台
USB:1台
Bluetooth 4.1[2]
放送受信機能 ワンセグ
フルセグ(録画・データ放送対応)
モバキャス
外部接続 microUSB
3.5φイヤホンマイク端子
備考 実使用時間:約68.4時間
メインディスプレイ
方式 IPS
解像度 WQHD
(1440×2560ドット)
サイズ 5.2インチ
表示色数 約1677万色
サブディスプレイ
なし
メインカメラ
画素数・方式 約2150万画素裏面照射積層型CMOS
Exmor RS for mobile
機能 手ぶれ補正機能
2160p動画
顔認識
サブカメラ
画素数・方式 約240万画素裏面照射型CMOS
カラーバリエーション
Iris Green
Black
White
テンプレート / トーク
ウィキプロジェクト

ドコモ スマートフォン ARROWS NX F-04G(ドコモ スマートフォン アローズ エヌエックス エフゼロヨンジー)は、富士通によって開発された、NTTドコモ第4世代移動通信システムPREMIUM 4G)・第3.9世代移動通信システムXi)・第3世代移動通信システムFOMA)対応端末である。ドコモ スマートフォン(第2期)のひとつ。

概要

F-04GはF-02Gの後継機種である。

スマートフォンとしては世界初となる虹彩認証センサーを搭載している。虹彩生体認証を組み合わせることで、画面をタッチして、画面に目を映すだけでロック解除ができる。またWebサイトなどで入力が面倒なIDやパスワードを登録できるパスワードマネージャーとの併用により、IDやパスワードを覚えなくても、画面を見るだけで自動で入力できる。docomo IDのログインにも対応している。虹彩認証センサーは虹彩認証専用の赤外線カメラと赤外線LED照明からなっており、暗い場所でも認証を行うことが可能となっている。また虹彩の登録後は、眼鏡のレンズ越しからでも認識する事が可能となっている。ただし、従来のARROWSシリーズとは異なり、指紋認証には対応していない。更に、カラーコンタクトレンズや、サングラスを着用した状態では、認証が出来ないなどの問題もある。

アウトカメラは有効画素数が2150万画素にアップし、露光時間の違う2枚の写真を同時に撮影・合成するHDRが、撮影画面で確認できるリアルタイムHDRに進化した他、4K動画撮影に対応。また240万画素のインカメラは富士通独自の画像処理エンジン「GRANVU」と顔認識に対応した。

他にスマートフォンとしては世界初となる高速近距離無線転送技術のTransferJetを搭載、新たにPREMIUM 4Gへの対応、CPUもオクタコアへと強化されている。

キャッチコピーは「あなたの瞳が、カギになる。すべてをスマートに、心地よく。世界初虹彩認証「Iris Passport」搭載。」。

主な機能

主な対応サービス
タッチパネル/加速度センサー PREMIUM 4G[3]/Xi[4]/FOMAハイスピード[5]/VoLTE Bluetooth DCMX/おサイフケータイ/NFC/TransferJet/かざしてリンク/赤外線/トルカ
ワンセグ[6]/フルセグ[7]/モバキャス[8] メロディコール テザリング WiFi IEEE802.11a/b/g/n/ac
GPS ドコモメール/電話帳バックアップ デコメール/デコメ絵文字/デコメアニメ iチャネル
エリアメール/ソフトウェアーアップデート自動更新/生体認証 (指紋/虹彩) デジタルオーディオプレーヤー(WMAMP3他)/ハイレゾ音源 GSM/3Gローミング(WORLD WING) フルブラウザ/Flash Player
Google Play/dメニュー/dマーケット Gmail/Google Talk/YouTube/Picasa バーコードリーダ/名刺リーダ ドコモ地図ナビ/ドコモ ドライブネット/Google Maps/ストリートビュー

テンプレート:節stub

歴史

  • 2015年05月13日 - NTTドコモより公式発表・事前予約開始。
  • 2015年05月28日 - 発売開始[9]
  • 2015年07月28日 - 基板の接続不良が原因の端末不具合により一時販売停止[10]

調査結果

SoCSnapdragon 810を採用している。 Snapdragon 810はBIGコア4個、littleコア4個のbig.LITTLE構成で計8コアである。 ただし、big4コア+little4コアの切り替え式であり、実質4コアであると思われる。

bigコアの稼働は「充電器に接続した状態」で8スレッドで延々と単純なforループを回して負荷100%を叩きだすという現実的にはありえないアプリを動かした場合にのみ稼働を確認した。 「充電100%の未充電状態」など、その他の方法では稼働を確認できなかった。

また、充電状態であっても4〜8スレッドのスレッドプールに対して細かいタスクを入れ続けるパターンでは、littleコアの負荷が100%近い場合であってもbigコアは発動しなかった。 ちなみに、スレッドプールに対して細かいタスクを入れ続けるパターンでは、並列実行時の最適なスレッド数は4スレッド(制御用メインスレッド1 + ワーカースレッド3)の時にもっとも高いパフォーマンスを発揮した。

Google Playで販売されているGTA3やDark Nightなどの3Dゲームなどを動かし、その状態でのCPUコアの稼働情報を観察したが、こちらも基本的にはlittle4コアのみの稼働であった。

これらの挙動は他のSnapdragon 810搭載機と若干異なるものであり、ガラケー時代から防水防塵を特徴とする富士通製品という発熱を逃がしにくい筐体の都合で、熱暴走対策として安直にCPUに制限を入れているものと思われる。このことから基本的に「F-04GはLittle4コア1.5GHz」「bigコアは潰されている」と考えるのが順当であると思われる。

追記

端末に3分間程度の高負荷をかけつづけ発熱させることで「2コア(0.7GHz稼働)」という状態になることを確認した。この際の処理速度は通常のリトル4コア1.5GHz稼働時より遅く、3割減くらいの性能であった。リトルコアのクロック半分で3割減なのでビッグコアが動いているのかもしれない。細かい判別まではしていない。

これは熱暴走から保護する機能と思われるが、一般的なベンチマークは3分程度で計測が終わるものばかりであり、それらは信用に値しないといえる。なお、洗面器に冷水を入れ水没させた状態で計測したところ30分程度の高負荷状態を記録したが結露でぶっ壊れた(丸一日乾かしたら復活した)。

解像度を変更する

この端末はGPU性能が液晶解像度に追いついておらず、解像度を落すことで劇的にバッテリ持ちもUIの反応性も良くなる模様。 試した限りF-02Gも同様の結果となった。

解像度の変更操作はすべてAndroid SDKに含まれるadbコマンドで行う必要がある。 MacにXamarin.Androidを入れている場合はAndroid SDKもセットで入っているので以下のパスに存在しているはず。

~/Library/Developer/Xamarin/android-sdk-macosx/platform-tools/adb

大雑把な手順

  1. Android SDKをいれたPCやMacを用意する(入れ方はググれ)
  2. Android端末をデバッグモードにする(やり方はググれ)
  3. USBケーブルで繋ぐ(迷わず繋げ)


解像度を落す

解像度(size)を落すとアイコンなどが単純にデカくなり操作不能に陥るので事前に描画密度(density)も変更しておく。 ググるとどちらか片方だけの説明になっていることが多いが、下げ方向の場合は両方セットで変更しないとUIが残念なことになる。

1080x1920:縦横1.33倍。普通に使える。実用性を考えるとベスト

adb shell wm density 480
adb shell wm size 1080x1920

720x1280:縦横2.00倍。ステータスバーが狭すぎ。若干にじみが気になる。

 adb shell wm density 320
 adb shell wm size 720x1280

戻し方

気に食わないときは初期状態に戻す。

adb shell wm density reset

関連項目


外部リンク

テンプレート:先代次代

脚注

  1. ACアダプタ05(別売)使用時
  2. 対応プロファイル:HFP、HSP、DUN、OPP、SPP、HID、A2DP(aptx/SBC対応)、AVRCP、PBAP、PAN(PAN-NAP/PANU対応)、HDP、ANP、FMP、PASP、PXP、TIP、HOGP
  3. 受信時:225Mbps/送信時:50Mbps
  4. 受信時:150Mbps/送信時:50Mbps
  5. 受信時:14Mbps/送信時:5.7Mbps
  6. 連続視聴時間:約430分
  7. 連続視聴時間:約280分
  8. 連続視聴時間:約320分
  9. ARROWS NX F-04G | 製品 | NTTドコモ
  10. 報道発表資料 : 「ドコモ スマートフォン ARROWS NX F-04G」の一時販売停止のお知らせ | お知らせ | NTTドコモ