ゼロスピンドルPC

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ゼロスピンドルPCとは、ファンレスPCの発展系で、ファンに加え、ハードディスク光学ドライブなどのモーターで回転する部品をなにひとつ搭載していないパソコンのことである。

概要[編集 | ソースを編集]

ゼロスピンドルPCはファンレスPCの発展系で、ファンに加え、ハードディスクや光学ドライブなどのモーターで回転する部品をなにひとつ搭載していないパソコンのことである。 ゼロスピンドルPCは、古くからキオスク端末デジタルサイネージ工業用PCなどのあまり表に出ない業務用のパソコンに多い形態である。 また、コンシューマ向けでもMacBook Airの流行とタブレットPCの出現により今や一大勢力となっている。

利点[編集 | ソースを編集]

ゼロスピンドルPCでは回転する部品(摩耗する部品)がないので、耐久性に優れ、また静音性にも優れ、また省電力である。 工業用の人気のほとんどは耐久性という面である。 ケースは密閉させていることが多くホコリなども吸い込まない構造となっていることが多い。

欠点[編集 | ソースを編集]

ゼロスピンドルPCではファンレスPCと同様に冷却が基本的に自然な放熱に任せるしかないためスペックを上げづらい。 工業用製品の中にはケース全体が巨大なヒートシンクのようになっており、最新鋭のCPUなどを搭載しているものも少なからず存在する。

基本的には同等スペックの通常のパソコンと比べ高価である。 現状ではSSDGB単価HDDより高い。 冷却のためプラスチックではなく金属を多用することも影響していると思われる。 また、そんなに数が出る製品でもないため量産効果もほとんどなく、価格競争もほとんどない分野であるというのが大きいと思われる。

その他[編集 | ソースを編集]

光学ドライブUSBメモリの爆発的な普及で邪魔なので外された感がある。

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]