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'''パックドピクセル'''[[英語]]:packed pixel)とは、[[コンピューターグラフィックス]]における二次元画像の表現方式のひとつで、1ピクセル単位で色を管理する方式である。
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'''DOS/V'''(どすぶい)とは、1990年に[[日本アイ・ビー・エム]]が発表した[[パーソナルコンピュータ]]用の[[オペレーティングシステム]]の通称である。[[PC/AT互換機]]上で稼働し、日本語ROMのような専用のハードウェアを必要とせずに、[[VGA]]を用いて[[ソフトウェア]]だけで日本語表示を可能にした[[PC-DOS]]の亜種である。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
メモリ空間では以下のように[[ピクセル]]単位で[[データ]]が並ぶ。
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[[VGA]]対応の[[DOS]]」という意味である。640x480ピクセルの解像度が使える画期的な代物であった。
* RGBA,RGBA,RGBA…
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VGA対応より高解像度の[[XGA]]に対応した「DOS/X」なるものも一時期は存在したが、世の流れで紛らわしいため「PC/AT互換機はすべてDOS/V」という呼び方に統一された。このため現在主流の[[WQHD]]でも[[4K]]でもDOS/Vである。
 
 
パックドピクセル方式では[[プログラム]]から1ピクセルを取り出したり書き換えたりする処理を簡単に行えるという特徴がある。また[[液晶ディスプレイ]][[ドット]]もバックドピクセルのような配列になっているため[[サブピクセル]]の処理が行いやすいという利点もある。
 
 
 
一方で「赤だけ」などと色単位(三原色単位)で画像処理を行いたい場合には効率が悪い。
 
たとえば[[JPEG]]の圧縮伸長ルーチンなどがこれに該当する。
 
 
 
[[DOS/V]]([[VGA]])ではパックドピクセル方式を採用しており[[PC-9801]]より[[ゲーム]]が作りやすかった。
 
  
 
== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==
* [[プラナー方式]]
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* [[パックドピクセル]]
  
 
== 参考文献 ==
 
== 参考文献 ==

2016年12月19日 (月) 07:05時点における版

DOS/V(どすぶい)とは、1990年に日本アイ・ビー・エムが発表したパーソナルコンピュータ用のオペレーティングシステムの通称である。PC/AT互換機上で稼働し、日本語ROMのような専用のハードウェアを必要とせずに、VGAを用いてソフトウェアだけで日本語表示を可能にしたPC-DOSの亜種である。

概要

VGA対応のDOS」という意味である。640x480ピクセルの解像度が使える画期的な代物であった。 VGA対応より高解像度のXGAに対応した「DOS/X」なるものも一時期は存在したが、世の流れで紛らわしいため「PC/AT互換機はすべてDOS/V」という呼び方に統一された。このため現在主流のWQHDでも4KでもDOS/Vである。

関連項目

参考文献