ページ「キーボード」と「アクチュエーター」の間の差分

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'''キーボード'''(Keyboard)とは、手指で[[キー]](ボタン)を押すことで[[コンピューター]]に信号を送信する[[入力装置]]である。
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'''アクチュエーター'''(actuator)とは、入力されたエネルギーを物理的運動に変換するもののことである。
  
キーボードというと[[パソコン]]用の100個くらいのキーが並んだ板が一般的だが、[[電卓]]や[[ガラケー]][[携帯電話]])の[[テンキー]]みたいなのもキーボードの一種である。
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== [[キーボード]] ==
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[[パソコン]]の世界では、主に[[キーボード]][[キー]]が押された際に、キーが元の位置に戻るための反発力を発生させるためのバネなどを指すことが多い。
  
== キーボードの優位性 ==
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=== 主なアクチュエーター形式 ===
その圧倒的な入力性能により、8ビットの時代から現代まで一貫して使われており、[[マウス]]や[[タッチパネル]]、[[Kinect]]に代表される[[モーションキャプチャー]]などの入力装置が生まれているなかでも安定した勢力を保っている。
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キーボードに使われているアクチュエーターには主に以下のようなものがある。
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==== [[ラバードーム]] ====
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いわゆるゴムを使う方式。
  
また、最近では[[iPhone]][[Android]]などの[[スマートフォン]][[iPad]]などの[[タブレット]]などが[[パソコン]]にとって代わる勢いだが、それらにおいても[[タッチパネル]]をキーボード化する[[ソフトウェアキーボード]]が圧倒的な勢力を占めており、今後もこの状況は続くものと思われる。
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安物の代名詞と言われることが多いが、いわゆる安物は[[ラバードーム]]100%の製品であり、[[ラバードーム]]と他のアクチュエーターを絶妙にブレンドした品質の高い製品もある。
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; 主な製品
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* [[富士通コンポーネント Thumb Touch FKB7628]]
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* [[富士通コンポーネント Libertouch FKB8540]]
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* [[PFU Happy Hacking Keyboard Lite2]]
  
キーボード操作を極めると、早口言葉で喋るよりも高速に文字入力ができたり、ショートカットキーの高速連鎖で人間業とは思えない速度でパソコンを操作したりすることができる。
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==== [[バックリング・スプリング]] ====
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円柱状のバネ(スプリング)を歪める方式。
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英語表記は「Buckling Spring」である。
  
かつて[[人間アセンブラ]]と呼ばれた人々のテンキー入力をはじめ、[[vi]]の達人、[[電卓]]の達人、携帯メール打ちの達人、[[Age of Empire]]の達人、などの指の動きは異常である。
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[[IBM]]の高級キーボードがよく採用していた。
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; 主な製品
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* [[IBM 5576-A01]]
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* [[IBM 5576-002]]
  
== キーボードの重要性 ==
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==== [[コニカル・コイル・スプリング]] ====
[[プログラマー]]から一般事務員まで、多くの[[パソコン]]を使う人にとって1日中使うもっとも重要な[[周辺機器]]であり、もっとも気を使うべきパーツである。
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円錐状のバネ(スプリング)を収縮させる方式。
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英語表記は「Conical Coil Spring」である。
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[[富士通]]などが提供している資料では[[コニックリング]]と表記してある。また、日本の多くのバネ屋さんでは「[[コニカル・スプリング]]」と「コイル」という単語を省略して表記してあることが多い。
  
劣悪なキーボードを長時間使い続ければ腱鞘炎になるぞ。
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[[東プレ]]や[[富士通]]などの高級キーボードがよく採用している。
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; 主な製品
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* [[東プレ Realforce 89]]
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* [[PFU Happy Hacking Keyboard Professional]]
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* [[PFU Happy Hacking Keyboard Professional2]]
  
== 劣悪なキーボードの氾濫 ==
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==== 永久磁石 ====
キーボードはその性能を明示的な数字で表せないため、とくに[[パソコン]]においては真っ先にコスト削減の対象となっており、2012年現在では吐き気がするほどに劣悪なキーボードが世にあふれるという状況となっている。
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韓国EMBOTECが開発した「磁気浮上キーボード」で採用されていた形式。
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永久磁石を使った無接点のアクチュエーターであるため、[[ラバードーム]]はもとより、バックリングやコニックリングなどのスプリングよりも耐久性は高いと言われている。
  
== 関連項目 ==
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磁石同士が近づけば近づくほど反発力は強くなるため、最初は軽く、押し込むと重くなる反発力などどうかと思う点もあるものの、実際の打鍵感はちょっと気になるが、すでに会社ごと潰れた模様で現物を拝むことは難しい状況である。
; [[キーボード配列]] - キーボード上のキーの並び方
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* [[QWERTY配列]] - もっとも一般的なキーボード配列。
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* http://japanese.engadget.com/2007/07/29/magnetic-levitation-keyboard/
** [[ASCII配列]] - QWERTY配列をベースとした英語キーボード配列。
 
** [[JIS配列]]  - QWERTY配列をベースとした日本語キーボード配列。
 
* [[DVORAK配列]] - 英数字最速伝説を目指したキーボード配列。
 
* [[NICOLA配列]] - 日本語最速伝説を目指したキーボード配列。通称[[親指シフト]]。
 
* [[TRON配列]] - [[親指シフト]]のライバルと言われる[[変態配列]]。
 
  
; 有名キーボード
+
== その他 ==
* [[CHERRY Keyboards]] - CHERRYのキーボード
 
* [[Realforce]] - 東プレのキーボード
 
* [[Happy Hacking Keyboard]] - PFUのキーボード
 
* [[Space Saver Keyboard]] - IBMのキーボード
 
  
; 未分類
+
== 関連項目 ==
* [[メンブレンキーボード]] - 安物の代名詞。富士通の高級品もある。
+
* [[キーボード]]
* [[メカニカルキーボード]] - かつて圧倒的勢力を誇った形式
+
* [[ロボット]]
* [[静電容量無接点キーボード]] - RealforceやHHK Proが採用している形式
 
* [[パンタグラフキーボード]] - かつてノートPCで圧倒的な勢力を誇った形式
 
* [[アイソレーションキーボード]] - 俗にいうPC-6001形式。復刻版が大流行中。
 
* [[テンキー]]
 
* [[エルゴノミクスキーボード]]
 
* [[ゲーミングキーボード]] - [[ゲーム]]特化型のキーボード。微妙である。
 
* [[ソフトウェアキーボード]]
 
* [[ファンクションキー]]
 
* [[カーソルキー]]
 
* [[ダイヤモンドカーソル]]
 
* [[ブラインドタッチ]]
 
* [[ショートカットキー]]
 
* [[グロッシーキーボード]] - キーに光沢加工を施したキーボードのこと。
 
* [[キートップ]] - キーの上面のこと。
 
* [[ホームポジション]] - 最も効率的だと言われる指の配置のこと。
 
* [[キーボードテンプレート]] - キーボードにかぶせて使う[[ショートカットキー]]の早見表。
 
* [[キーボードカバー]] - きれい好きな人が付けているカバー。どんな高級キーボードも打ち心地が最悪になる諸刃の剣。
 
* [[キーバッファー]]
 
* [[キーピッチ]] - 各キーの間隔。通常はミリ単位。
 
  
 
== 参考文献 ==
 
== 参考文献 ==

2012年5月30日 (水) 02:40時点における版

アクチュエーター(actuator)とは、入力されたエネルギーを物理的運動に変換するもののことである。

キーボード

パソコンの世界では、主にキーボードキーが押された際に、キーが元の位置に戻るための反発力を発生させるためのバネなどを指すことが多い。

主なアクチュエーター形式

キーボードに使われているアクチュエーターには主に以下のようなものがある。

ラバードーム

いわゆるゴムを使う方式。

安物の代名詞と言われることが多いが、いわゆる安物はラバードーム100%の製品であり、ラバードームと他のアクチュエーターを絶妙にブレンドした品質の高い製品もある。

主な製品

バックリング・スプリング

円柱状のバネ(スプリング)を歪める方式。 英語表記は「Buckling Spring」である。

IBMの高級キーボードがよく採用していた。

主な製品

コニカル・コイル・スプリング

円錐状のバネ(スプリング)を収縮させる方式。 英語表記は「Conical Coil Spring」である。 富士通などが提供している資料ではコニックリングと表記してある。また、日本の多くのバネ屋さんでは「コニカル・スプリング」と「コイル」という単語を省略して表記してあることが多い。

東プレ富士通などの高級キーボードがよく採用している。

主な製品

永久磁石

韓国EMBOTECが開発した「磁気浮上キーボード」で採用されていた形式。 永久磁石を使った無接点のアクチュエーターであるため、ラバードームはもとより、バックリングやコニックリングなどのスプリングよりも耐久性は高いと言われている。

磁石同士が近づけば近づくほど反発力は強くなるため、最初は軽く、押し込むと重くなる反発力などどうかと思う点もあるものの、実際の打鍵感はちょっと気になるが、すでに会社ごと潰れた模様で現物を拝むことは難しい状況である。

その他

関連項目

参考文献


外部リンク