視覚が認識できる平均フレームレート

提供: MonoBook
2024年2月22日 (木) 08:10時点におけるAdministrator (トーク | 投稿記録)による版 (→‎ディスプレイの性能)
ナビゲーションに移動 検索に移動

アイルランド国立大学ゴールウェイ校(NUIG)のケビン・ヒーリー(Kevin Healy)氏は、100種以上の生物を対象に「時間知覚」の能力を調査した。本研究は2022年12月20日に開催されたイギリス生態学会の年次総会(BES Annual Meeting 2022)で発表された。

https://www.britishecologicalsociety.org/events/bes-annual-meeting-2022/

「網膜電図(ERG)」という装置を使い、眼球に電極をぶっ刺して計測したらしい。

なお、あくまで「平均」であり「最大値」ではない点に注意する必要がある。アスリートのような超人であればもっと上を狙えるし、老人であればもっと下の可能性もある。

主な動物の時間知覚
動物 フレームレート
ヒトデ 0.7Hz
ヒト 65Hz
75Hz
96Hz
すずめ 146Hz
とんぼ 300Hz

ディスプレイの性能

この研究から一般的なテレビPC向けディスプレイリフレッシュレートである60Hzでは足りないことがわかる。一方でゲーミングディスプレイの144Hzや240Hzなどは過剰であることもわかる。

PCテレビでは、平均65Hz以上であり、かつ映画の24Hzとテレビの60Hzの最小公倍数である「120Hz」が理想的であると思われる。

またスマホのように処理能力や消費電力などの制約がある場合は「90Hz」または「75Hz」がバランス的に理想的であると思われる。

関連項目

外部リンク