解析機関

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解析機関(Analytical Engine)とは、チャールズ・バベッジが19世紀に設計した電気ではなく蒸気機関で動くはずだったコンピューターの設計図です。

バベッジは設計図まで書き上げたのですが、製造は財政難により頓挫しました。このため「世界最初の仮想マシン」などと言われています。

解析機関は算術演算論理演算ができ、かつパンチカードによりプログラムが可能という先進的な構造でした。バベッジは、この機械を使用して、複雑な数値計算や表の作成、そして自動化された楽曲の作曲など、多くの異なるタスクを行うことができると考えていました。

解析機関は現代の電気で動くコンピューターの発展に多大な影響を与えました。