3DNow!
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3DNow!(すりーでぃーなう)とは、1998年のK6-2に搭載されたAMDが開発したSIMD拡張命令セットです。
大雑把にいえば、整数演算だけのMMXに、浮動小数点演算を追加したものが3DNow!です。浮動小数点演算のSIMD、すなわち3次元ベクトル(Vector3)を一発で扱えるため「3D」なのでしょう。
3DNow!の登場から約1年後にインテルはほぼ同等の「SSE」を発表しました。
MMXや3DNow!の時代のC言語のコンパイラはまだSIMDには対応していなかったため、利用するにはアセンブラ(インラインアセンブラ)でソースコードを記述する必要があり、非常に面倒でした。このため一部のゲームが宣伝目的で利用していたくらいで、あまりクソ真面目に「対応した」という話は聞きませんでした。