「Cinepak」の版間の差分

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320x240解像度のビデオを、1倍速の[[CD-ROM]](150kb/s)の転送速度でも再生できる超低ビットレートで、かつ非力な[[CPU]]([[MC68000]]の12.5MHzを想定)でもデコードできるのが特徴です。ただし画質はクソです。
 
320x240解像度のビデオを、1倍速の[[CD-ROM]](150kb/s)の転送速度でも再生できる超低ビットレートで、かつ非力な[[CPU]]([[MC68000]]の12.5MHzを想定)でもデコードできるのが特徴です。ただし画質はクソです。
  
[[メガCD]]や[[セガサターン]]や[[3DO]]などの[[家庭用ゲーム機]]でも人気を博しました。
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当時は動画再生に専用ハードウェアを搭載するのが一般的でしたが、Cinepakであれば不要であるため[[メガCD]]や[[セガサターン]]や[[3DO]]などの[[家庭用ゲーム機]]でも人気を博しました。
  
 
[[オープンソース]]実装のlibavcodec には Cinepakのデコーダーとエンコーダーが含まれており、どちらも [[LGPL]] の下でライセンスされています。
 
[[オープンソース]]実装のlibavcodec には Cinepakのデコーダーとエンコーダーが含まれており、どちらも [[LGPL]] の下でライセンスされています。

2024年2月26日 (月) 07:41時点における版

Cinepak(しねぱっく)とは、1991年にUMAX Technologiesが開発した動画コーデックです。1992年にアップルが発表したQuickTimeの主力コーデックでした。

当初は「Compact Video」という名称であり、FourCC識別子が「CVID」なのはこの影響だそうです。

320x240解像度のビデオを、1倍速のCD-ROM(150kb/s)の転送速度でも再生できる超低ビットレートで、かつ非力なCPUMC68000の12.5MHzを想定)でもデコードできるのが特徴です。ただし画質はクソです。

当時は動画再生に専用ハードウェアを搭載するのが一般的でしたが、Cinepakであれば不要であるためメガCDセガサターン3DOなどの家庭用ゲーム機でも人気を博しました。

オープンソース実装のlibavcodec には Cinepakのデコーダーとエンコーダーが含まれており、どちらも LGPL の下でライセンスされています。