スカルプト

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スカルプト英語:sculpt)とは、彫刻や粘土のような感覚で3Dモデリングを行う手法のことである。英語を直訳すると「彫刻」である。

概要[編集 | ソースを編集]

スカルプトは直線直角なデザインが多い3DCAD系のモデリングとは異なり、曲線だけで構成されるモデリングに適しており、主に人体や動物のモデリングなどで広く使われている。 イメージとしては木材や紙粘土を模したソリッドモデルボリュームデータを彫刻刀を模したペンタブレットで削る感じである。 操作性の面から筆圧感知機能のあるワコムペンタブレットを用いてモデリングをすることが多い。マウスでモデルの面をドラッグしても出来ないことはない。


スカルプトはZBrushを使用した映画「ロード・オブ・ザ・リング」が大ヒットしたことで一気に世間に知られることとなり、3DCG業界で大流行し同業他社も競うように類似機能を搭載してきた。最近では無償で使える3DCADとして一躍話題となったFusion 360にも「T-スプライン」と呼ばれる類似機能が搭載されている。

なお、スカルプトが大流行した2000年代後半ごろからスカルプト類似技術を含め特許が一斉に取得されているため、オープンソースの3Dモデラーなどを実装する際には注意を要する。まあ並のプログラマー日曜プログラマーが実装できるレベルの技術ではない。

関連項目[編集 | ソースを編集]

類似技術
その他

参考文献[編集 | ソースを編集]