FMA演算

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FMA演算(Fused Multiply-Add)とは、積と和が合体した演算です。

数式で表すと x * y + z となります。この数式は「行列の乗算」や「ベクトルの内積」でよく使われます。行列ベクトルといえばSIMD演算の効果が絶大なので昨今のCPUSIMD命令やGPUでは「FMA演算をSIMD実行できる機能」が定番機能となっています。

この演算では途中の積算を丸めずに積和演算を1命令で行うことで最終演算結果の誤差を小さくします。FMA演算はIEEE 754規格の2008年改訂版で標準化されており、ほとんどのCPUやGPUで挙動は同じです。