「MacOSでSpotlightの検索インデックスの作成を停止する」の版間の差分

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[[Spotlight]]は検索のたびにすべての[[ファイル]]の内容を調べるのではなく、あらかじめ[[ファイル]]の情報や内容を調べておいてその情報の索引を作成する。そして検索が実行された際にはその索引を参照して高速に結果を返す。
 
[[Spotlight]]は検索のたびにすべての[[ファイル]]の内容を調べるのではなく、あらかじめ[[ファイル]]の情報や内容を調べておいてその情報の索引を作成する。そして検索が実行された際にはその索引を参照して高速に結果を返す。
  
だが、地味にこの索引作成という処理は非常に重い。さらに言えば[[SDカード]]などからデジカメ写真などを一気に何百[[GB]]もコピーすると、[[メモリ]]を何十[[GB]]も消費し、大量の[[スワップメモリ]]を張りまくりながら処理するという、ほぼ不具合的な動作をする。古いMac OS Xでは画像ファイルには索引を作りにいかなかったためか問題なかったが、[[Mavericks]]および[[Yosemite]]以降ではこの問題が顕著化しており、[[Mac]]をファイルサーバーとして使っている場合はスワップメモリの影響で反応がまったくなくなり[[OS]]のフリーズに近い状態に陥る<ref>http://apple.stackexchange.com/questions/143002/what-is-mdflagwriter-and-why-does-it-eat-up-so-much-ram</ref><ref>https://discussions.apple.com/thread/5483185?start=15&tstart=0</ref>。
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だが、地味にこの索引作成という処理は重い。さらに言えば[[SDカード]]などからデジカメ写真などを一気に何百[[GB]]もコピーすると、[[メモリ]]を何十[[GB]]も消費し、大量の[[スワップメモリ]]を張りまくりながら処理するという、ほぼ[[不具合]]的な挙動をする。古い[[Mac OS X]]では画像ファイルには索引を作りにいかなかったためか問題なかったが、[[Mavericks]]および[[Yosemite]]以降ではこの問題が顕著化しており、[[Mac]]をファイルサーバーとして使っている場合はスワップメモリの影響で反応がまったくなくなり[[OS]]のフリーズに近い状態に陥る<ref>http://apple.stackexchange.com/questions/143002/what-is-mdflagwriter-and-why-does-it-eat-up-so-much-ram</ref><ref>https://discussions.apple.com/thread/5483185?start=15&tstart=0</ref>。
  
通常でもこの作業を停止すればその分だけ高速化できることになる。
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通常でもこの作業を停止すれば索引作成が発生しない分だけ高速化できることになる。
 
また、Spotlightの調子が悪い時に、時的に機能を停止して再度開始することによりSpotlightが正常化する場合がある。
 
また、Spotlightの調子が悪い時に、時的に機能を停止して再度開始することによりSpotlightが正常化する場合がある。
  
 
==方法==
 
==方法==
「起動ディスク(Macintosh HDなど)」→「アプリケーション」→「ユーティリティ」と移動し「ターミナル」を起動します。
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===起動ディスクの索引作成を停止する===
例として、起動ディスクの索引を作成するのを停止します。ターミナルに以下のように入力します。最後のスラッシュに注意してください。
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起動ディスクの索引の作成を停止する
 
 
 
  sudo mdutil -i off /
 
  sudo mdutil -i off /
  
パスワードを求められるので、入力します。
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===外付けディスクの索引作成を停止する===
これで、起動ディスクの索引の作成が停止されます。
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外付けハードディスクやUSBメモリなどの起動ディスク以外を停止するには以下のようにする。
また、外部のハードディスクなど、起動ディスク以外のボリュームを停止するには以下のようにします。例として「Buckup HD」という外付けハードディスクの索引を作成を停止します。
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Mac OS Xではストレージは一律で「/Volumesディレクトリ」の中のサブディレクトリとしてマウントされる。
 
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  sudo mdutil -i off "/Volumes/USB32GB/"
  sudo mdutil -i off "/Volumes/Buckup HD/"
 
 
 
すべてのディスクの索引作成を同時に停止するには以下のように入力します。
 
  
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===すべてのディスクの索引作成を停止する===
 
  sudo mdutil -a -i off
 
  sudo mdutil -a -i off
  
なお、BootCampのボリュームなど、Mac OSが書き込めないボリュームに対してコマンドを実行するとエラーが出ますので注意してください。
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なお、BootCampのボリュームなど、[[Mac OS X]]が書き込めないボリュームに対してコマンドを実行するとエラーが出る。
検索インデックスの作成を開始する方法
 
 
 
元に戻すには「off」を「on」に書き換えて入力します。
 
起動ディスクの索引作成を再開するには以下のように入力します。
 
 
 
sudo mdutil -i on /
 
 
 
「Buckup HD」という外付けハードディスクの索引作成を開始するには以下のように入力します。
 
 
 
sudo mdutil -i on "/Volumes/Buckup HD/"
 
 
 
すべてのディスクの索引作成を開始するには以下のように入力します。
 
 
 
sudo mdutil -a -i on
 
 
 
索引作成を再開すると下のように検索索引を作成し始め、しばらくSpotlightが使用できなくなります。
 
  
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===索引作成を開始する===
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前述のコマンドの「off」を「on」に書き換える。
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索引作成を再開するとしばらくSpotlightが使用できなくなる。また高負荷状態になり[[Mac]]そのものも利用が難しくなることもある。
  
 
==関連項目==
 
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[[category:Mac OS X]]

2015年3月11日 (水) 00:42時点における版

概要

Spotlightは検索のたびにすべてのファイルの内容を調べるのではなく、あらかじめファイルの情報や内容を調べておいてその情報の索引を作成する。そして検索が実行された際にはその索引を参照して高速に結果を返す。

だが、地味にこの索引作成という処理は重い。さらに言えばSDカードなどからデジカメ写真などを一気に何百GBもコピーすると、メモリを何十GBも消費し、大量のスワップメモリを張りまくりながら処理するという、ほぼ不具合的な挙動をする。古いMac OS Xでは画像ファイルには索引を作りにいかなかったためか問題なかったが、MavericksおよびYosemite以降ではこの問題が顕著化しており、Macをファイルサーバーとして使っている場合はスワップメモリの影響で反応がまったくなくなりOSのフリーズに近い状態に陥る[1][2]

通常でもこの作業を停止すれば索引作成が発生しない分だけ高速化できることになる。 また、Spotlightの調子が悪い時に、時的に機能を停止して再度開始することによりSpotlightが正常化する場合がある。

方法

起動ディスクの索引作成を停止する

起動ディスクの索引の作成を停止する

sudo mdutil -i off /

外付けディスクの索引作成を停止する

外付けハードディスクやUSBメモリなどの起動ディスク以外を停止するには以下のようにする。 Mac OS Xではストレージは一律で「/Volumesディレクトリ」の中のサブディレクトリとしてマウントされる。

sudo mdutil -i off "/Volumes/USB32GB/"

すべてのディスクの索引作成を停止する

sudo mdutil -a -i off

なお、BootCampのボリュームなど、Mac OS Xが書き込めないボリュームに対してコマンドを実行するとエラーが出る。

索引作成を開始する

前述のコマンドの「off」を「on」に書き換える。 索引作成を再開するとしばらくSpotlightが使用できなくなる。また高負荷状態になりMacそのものも利用が難しくなることもある。

関連項目

参考文献