「MediaTek Helio G85」の版間の差分

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'''MediaTek Helio G85'''とは、2020年5月に[[MediaTek]]が発表した[[SoC]]です。
 
'''MediaTek Helio G85'''とは、2020年5月に[[MediaTek]]が発表した[[SoC]]です。
  
大雑把にいえば最近話題の「[[Helio G99]]の古いやつ」です。G85はG99より[[製造プロセス]]が古く(G99=6nm,G85=12nm)、その分[[CPU]]や[[GPU]]や[[メモリ]]のクロック周波数が低め、[[ストレージ]]も[[UFS]]ではなく[[eMMC]]、それでいて[[消費電力]]は同じくらいといった感じです。性能的には微妙なラインであり[[コスパ]]も微妙です。
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大雑把にいえば最近話題の「[[Helio G99]]の古いやつ」です。G85はG99より[[製造プロセス]]が古く(G99=6nm,G85=12nm)、その分[[CPU]]や[[GPU]]や[[メモリ]]のクロック周波数が低め、[[ストレージ]]も[[UFS]]ではなく[[eMMC]]、それでいて[[消費電力]]は同じくらいといった感じです。
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性能的には微妙なラインであり[[コスパ]]も微妙です。[[コスパ]]ではなく[[低コスト]]だけを追求する用途向けです。
  
 
=== 製造 ===
 
=== 製造 ===

2024年3月12日 (火) 06:12時点における最新版

MediaTek Helio G85とは、2020年5月にMediaTekが発表したSoCです。

大雑把にいえば最近話題の「Helio G99の古いやつ」です。G85はG99より製造プロセスが古く(G99=6nm,G85=12nm)、その分CPUGPUメモリのクロック周波数が低め、ストレージUFSではなくeMMC、それでいて消費電力は同じくらいといった感じです。

性能的には微妙なラインでありコスパも微妙です。コスパではなく低コストだけを追求する用途向けです。

製造[編集 | ソースを編集]

  • TSMC 12nm FinFET

CPU[編集 | ソースを編集]

GPU[編集 | ソースを編集]

GPUカタログスペックよりも速いです。 原神などではFLOPSで比較した場合に2倍程度の性能を誇るはずのGPUと対等以上のフレームレートを叩き出します。なお、まともに遊べるとは言っていません。

ビデオエンコーダー[編集 | ソースを編集]

  • H.264, H.265/HEVC
  • 2K 30fps, FHD 60fps

ビデオデコーダー[編集 | ソースを編集]

  • H.264, H.265/HEVC, VP-9
  • 2K 30fps, FHD 60fps

メモリ[編集 | ソースを編集]

  • LPDDR4X, 1800MHz
  • 最大サイズ 8GB

ストレージ[編集 | ソースを編集]

  • eMMC 5.1

ディスプレイ[編集 | ソースを編集]

  • 最大解像度
  • 最大リフレッシュレート

モデム[編集 | ソースを編集]

  • 4G Carrier Aggregation (CA), CDMA2000 1x/EVDO Rev. A (SRLTE), 4G FDD / TDD, HSPA +
  • DL/UL CA, TAS 2.0, HPUE, IMS (VoLTE\ViLTE\WoWi-Fi), eMBMS, Dual 4G VoLTE (DSDS), Band 71
  • Cat-7 DL / Cat-13 UL

LTEモデムのハードウェア的には「日本のプラチナバンド」に対応しているのが特徴です。

なお、G85を搭載した中華スマホや中華タブレットなどでは日本のプラチナバンドが封印されているものが大多数なので注意する必要があります。カタログに明記がなかったり技適のないものはほぼ封印されています。なお、技適があっても「WiFiとBluetoothだけ」という事例も確認されています。

Wi-Fi[編集 | ソースを編集]

Bluetooth[編集 | ソースを編集]

GNSS[編集 | ソースを編集]

  • Beidou, Galileo, Glonass, GPS