PC 3DEngine

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PC 3DEngine(ぴーしーすりーでぃーえんじん)とは、NECVideo Logicが共同開発したグラフィックボードである。

概要[編集 | ソースを編集]

PC 3DEngineはGPUとして元祖PowerVRを搭載した3D特化型のグラフィックボードである。

PC 3DEngineはPC-9821シリーズの一部の機種に標準搭載されていたもの。

これらには超大作ゲームも同梱されていた。

単品でも売られていたようだが、たぶん都市伝説である。 1996年12月6日に価格は29,800円で発売されたと言われている[1]。 単品版は1万セット限定で「Microsoft SideWinder ゲームパッド」をバンドルしたゲームパッドバンドルセットも発売されたとされるが、そもそも1万セットという時点でたぶん都市伝説である。わずか3ヶ月後の1997年2月21日には添付ソフトを減らして18,000円(と22,000円)というお求めやすい価格になった[2]

名称からも分かるように「PCエンジンの末裔」としてそこそこの普及を期待したのだろうが、PC-FXよりも悲惨な結果に終わった。

たぶん都市伝説である。

主な仕様[編集 | ソースを編集]

動作環境[編集 | ソースを編集]

対応ソフト[編集 | ソースを編集]

わずかながらPC 3DEngine対応ソフトが存在した。 これらの多くはPC 3DEngineを搭載していないと動かない専用ソフトである。 稀にPC 3DEngineを搭載していなくても動くものもあったと言われるが、たぶん都市伝説である。

末裔[編集 | ソースを編集]

後にこの製品の末裔がiPhoneに搭載され世界を席巻することになる。ただし、この大逆転劇の遥か昔にNECとVideo Logicは関係を解消しており、結局NECには何も残らなかったという。 PC-9801シリーズの衰退でNEC社内の覇権はコミュニケーション部門が握り、コンピューター部門の大規模なリストラが行われたのがそもそもの提携解消の原因と言われている。

後にiPhoneをはじめとした世界中の様々なスマートフォン日本の様々なガラスマなどにも採用され一種のブームとなったが、NECガラスマであるMEDIASシリーズは頑に搭載を拒否し続けた。

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]