SoC (System on a Chip)

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SoC(読み:えす・おー・しー、語源:System on a Chip)とは、いわゆるワンチップマイコンのことである。「マイコン」という単語が古臭さを醸し出していたためリネーム商法の対象になったものと思われる。

SoCのほぼ中心にあるのはCPUであるためスマートフォンのスペック表などでは一般人にも何となく伝わる「CPU」と記載されていることも多い。

概要[編集]

SoCとは、「ある装置」や「あるシステム」を構築するのに必要な機能をほぼすべて1つの半導体チップに詰め込んだ物の総称である。

「これらを積んでいればSoC」という明確な定義はないが、多くの場合はCPUGPUメインメモリSATAUSBLANなどといった各種インターフェースコントローラーなどを1チップに詰め込んだ「ほぼパソコンマザーボードに必要なパーツが一通り刺さった状態」を再現したような半導体チップである。よって、SoCと呼ばれる半導体チップ電源ディスプレイUSB端子などをハンダ付けすれば立派なパソコンの出来上がったりする。

基本的にプリント基板上で複数の半導体を繋ぐより、半導体内部で配線を完結させる方が省電力化できるため、バッテリ持ちの悪いことで有名なスマートフォンなどでは少しでも性能を良くしようと99.9999%がSoCを採用しており、また各社「どれたけワンチップ化」されているかを競っている。たとえば2014年の市場では「SoCの中にLTEモデムが含まれるか」が性能の境目といわれた。

SoCの利点と欠点[編集]

利点[編集]

  • 小型化
    半導体に詰め込むので小さくなる。
  • 高速化
    半導体に詰め込むので配線が短くなり高速になる。
  • 省電力化
    半導体に詰め込むので配線が短くなり省電力になる。
  • 低コスト化
    半導体に詰め込むのでパーツ数の削減で製造コストは安くなる。なお、何でもかんでも詰め込みすぎて半導体チップのサイズが大きくなり、その結果として歩留まりが絶望的に悪化するケースもあり、一概に安くなるとは言えない。

欠点[編集]

  • 急な仕様変更には対応できない。
    自作PCのような感じで半導体チップを分解して中身を差し替えるとか無理なのは当たり前の話である。
  • 高コスト化
    製造コストは下がることが多いが、設計コストは上がることが多い。半導体チップが複雑化するので当たり前の話である。たくさん売れれば量産効果がアホみたいに効くので低コスト化を実現できるが、たくさん売れないと悲惨なことになる。

主なSoC[編集]

関連項目[編集]

参考文献[編集]