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'''MediaTek MT8788'''(型番:MT8788)とは、2020年7月に[[MediaTek]]が発表した[[SoC]]です。 2023年にアイワやアイリスオーヤマがこのMT8788を搭載したタブレットを突如として発売し、またHelioやDimensityのような名称は冠されておらず「謎のCPU」として注目を集めました。 その中身は[[Helio P60]]のマイナーチェンジ品であり、[[GPU]]のクロック周波数をわずかに向上させたものです。激安タブレットで定番の[[Helio G99]]よりも[[GPU]]については高性能でコア数も多いという特徴があり、もしかすると大流行する可能性を秘めているのではと言われていました。 しかしMT8788は設計が若干古くバッテリー持ちが悪いという欠点があるため大流行とはなりませんでした。バッテリー持ちの悪さはタブレットに大容量バッテリーを搭載して力任せに解決するという方法が取られています。このためスマホでの採用はほとんどないようです。 == 主なスペック == === 製造 === * TSMC 12nm FinFET === CPU === * [[ARM Cortex-A73]], 2.0GHz, x4 * [[ARM Cortex-A53]], 2.0GHz, x4 * [[ヘテロジニアス・マルチプロセッシング]]対応 [[CPU]]は4個の高性能Cortex-A73コアと4個の省電力Cortex-A53コアの[[big.LITTLE]]構成となっています。[[CPU]]がちょっと古いのが難点ですがCortex-A73コアが4個もあるので性能不足を感じることはまずないでしょう。 === GPU === * [[ARM Mali-G72]] MP3, 900MHz GPUは[[ARM Mali-G72]]の3コア構成で計48個のシェーダーユニットを搭載しており最大88.9 GigaFLOPSの処理性能を持ちます。このSoCを搭載した製品の価格帯を考えると飛び抜けて高性能です。 === AIプロセッサー === * MediaTek APU 1.0(デュアルコア) * 最大0.75 TOPS相当の処理性能 AI処理ユニットにより、顔検出、オブジェクト認識、写真分類などの機能をサポートします。 === ビデオエンコーダー === * H.264, H.265/HEVC * フルHD 60fps === ビデオデコーダー === * H.264, H.265/HEVC, VP8, VP9 * 4K 30fps(ソフトウェアデコード) * フルHD 60fps(ハードウェアデコード) === メモリ === * LPDDR4, 1800MHz, 2x32bit * 最大サイズ 8GB メモリコントローラーはLPDDR4をサポートし、最大3600 MT/sの帯域幅を提供します。 === ストレージ === * eMMC 5.1, UFS 2.1 === ディスプレイ === * 最大解像度 1920 x 1080 * 複数ディスプレイ対応 === カメラ === * 最大32MPシングルセンサー対応 * 最大16MP+16MPデュアルカメラ対応 * トリプルISP設計 カメラ機能では最大32MPのセンサーまたは16MP+16MPのマルチカメラ構成をサポートしています。カメラ周りはG99の方が強いです。 === モデム === * 4G LTE Cat-7 DL / Cat-5/6 UL * 最大300Mbps(ダウンロード)/ 150Mbps(アップロード) * Carrier Aggregation(CA)対応 * デュアル4G VoLTE(DSDS)対応 === Wi-Fi === * [[Wi-Fi 5]] (802.11 a/b/g/n/ac) === Bluetooth === * [[Bluetooth 4.2]] Bluetoothが4.2と古い点には注意しましょう。 === GNSS === * GPS / GLONASS / Galileo / BeiDou == 主な搭載製品 == MT8788は主にタブレット製品に採用されています。 なぜか日本勢の[[ミドルレンジ]]製品で大流行しています。 * [[aiwa tab AS10-2]] * [[アイリスオーヤマ TM153M6V1-B]] また、産業用途向けの堅牢タブレットや、VT-SOM-I500P系統のシステムオンモジュールにも採用されています。 == 関連項目 == * [[MediaTek Helio P60]] * [[MediaTek Helio G99]] [[カテゴリ:MediaTek]] [[カテゴリ:SoC]]
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