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Intel 80188とは、1982年にIntelから発売したCPUです。

主に米国の組み込み家電の世界で大流行し2007年まで販売が続けられました。

Intel 80186の亜種であり、命令セットは16ビットのIntel 80186そのままですが、ピン(ソケット)は8ビットマイコンで一世風靡したIntel 8088のものが使えるという、いわゆる廉価版です。

「廉価版はワンチップが望ましい」という理由から周辺チップ(クロックジェネレーターやタイマーなど)も内蔵されているという特徴があります。「メモリを繋げば完成」という仕様は今でいう「SoC」に通じるものがあります。

なお、Intel 8087コプロセッサと類似のコプロセッサを内蔵していますが互換性がありません。なお、NECのIntel 80188互換CPUである「NEC V20」はIntel 8087コプロセッサと互換性があるため問題となりました。

価格は1000個ロットで15.15米ドル。