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GeForce 8800シリーズ

1,539 バイト追加, 2020年4月24日 (金) 07:10
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'''GeForce 8800シリーズ'''とは、2006年11月に[[NVIDIA]]が発表した[[GPU]]である。

== 概要 ==
GeForce 8800は[[CPU]]並に汎用的な演算コアを搭載した[[NVIDIA]]初の[[GPU]]である。
汎用的な演算コアを搭載した世界初の[[GPU]]は[[Xbox 360]]に搭載された[[ATI]]の[[Xenos]]であるが、[[パソコン]]で使える単体製品で一般市販されたものではGeForce 8800シリーズが最初の製品である。

この製品の登場により[[GPU]]は新世代の幕開けとなった。
[[プログラマブルシェーダー]]の根本的な考え方が変わったため、わずか半年前に登場し、当時最高峰であった[[GeForce 7950 GX2]]などが一瞬でゴミになった。

その構造は大雑把に言えば、かつて[[スーパーコンピューター]]の代名詞であった[[ベクトルプロセッサ]]そのものであった。[[Cray]]がこだわり続けた[[ベクトルプロセッサ]]。1990年代に入ると日本の[[地球シミュレータ]]([[NEC]])くらいしか使っていなかった[[ベクトルプロセッサ]]。まさかの[[パソコン]]向けでの復活であった。

こいつの登場により[[GPGPU]]が大流行し、[[PhysX|GPUで物理演算を行ったり]]、[[SETI@home|GPUで宇宙人を探したり]]、GPUで[[人工知能]]の[[深層学習]]を行ったりと世界が一変した。スーパーコンピューターもGPUの搭載数を競うような状態になった。

[[category: GPU]]