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差分

平均故障間隔

1,146 バイト追加, 2020年10月6日 (火) 09:10
修理できないシステムや部品の故障寿命は「[[MTTF]] (語源:Mean Time To Failure、和名:[[平均故障時間]])」が用いられる。
実のところMTBFとMTTFは同じものである。治る治らないは時の運である。治るはずのシステムも壮大にぶっ壊れることもあるし、治らないはずのシステムも気合を入れて叩けば治ることもある。実のところMTBF(平均故障間隔)もMTTF(平均故障時間)も同じものである。違いは「治る予定」か「治らない予定」かである。そもそも治る治らないは時の運であり、治るはずの[[システム]]も壮大にぶっ壊れることもあるし、治らないはずのシステムも気合を入れて叩けば治ることもある。
==計算式==
基本となる計算式は以下の通りである。
前述のように[[MTBF]]([[平均故障間隔]])も[[MTTF]]([[平均故障時間]])も同じものなので計算式も同じである。
 
MTBF = 稼働時間 / 故障回数
[[RAID]]などの例では本数(稼働台数)の概念が出てくる。また1時間単位では面倒なので24時間単位にしたほうが扱いやすい。基本となる計算式そのものは同じである。
MTBF = ( 稼働台数 * 稼動日数 * 24時間 ) / 故障交換台数
==計算例==
==乖離==
あくまで指標であり、MTBFは感覚上の故障間隔と乖離する。 非常に少ない母数と短い期間ではMTBFは[[平均値]]を用いた指標であり、個人の感覚上の故障間隔と大きく乖離する。 [[平均値]]は[[確率収束]]などするわけもない。した前提の数字であるが、一般的に故障数のグラフが[[正規分布]]になる[[確率収束]]と呼べる数値は1000万件級の[[データ]]が必要であり、1個人や1企業の非常に少ない母数と短い期間では[[確率収束]]はありえないためこのような現象が発生する。つまり1万台を超える[[サーバー]]を抱えるような世界的な大企業の[[データセンター]]でも無い限り[[平均値]]は無意味である。 [[正規分布]]には程遠い試行数の場合は[[平均値]]ではなく[[中央値]]を用いて[[期待値]]を算出するのが望ましい。ちなみに[[中央値]]を用いる場合でも1万件以上の[[データ]]が推奨される。 それよりも少ない場合は[[最頻値]]を用いるのが望ましいが、その規模の場合は深く考えない方が良い。
==関連項目==
*[[平均故障間隔]] = [[MTBF]]
*[[平均修理時間]] = [[MTTR]]