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2022年4月19日 (火) 02:28 '''天使の取り分'''(英語:Angels share)とは、ウイスキーなどを樽の中で熟成させていると容量が減っていく現象のことである。
[[コンピューター]]の世界では「[[カタログスペック]]に盛られた数字」と「現実の数字」の差を指していることが多い。
==HDDやSSDの容量表記==
[[HDD]]や[[SSD]]の容量はメーカーは[[10進数]](1000の[[倍数]])で表記するのに対して、[[OS]]などの[[ソフトウェア]]は[[16進数]](1024の[[倍数]])で表記することによって発生する誤差である。この誤差を「天使の取り分」と呼ぶことが多い。
==ファイルシステムのメタデータ==
前述のHDDやSSDの表記誤差とは別に、[[ファイルシステム]]が使用する[[メタデータ]]を格納する領域として1%〜2%くらい容量が減る現象のことである。[[RAID]]などの高度なシステムになるほど減少量は大きくなる傾向にある。これも「天使の取り分」である。