メインメニューを開く

差分

Valhallアーキテクチャ

2,124 バイト追加, 2024年2月7日 (水)
'''Valhallアーキテクチャ'''とは、2019年に[[ARM]]が発表した[[GPU]]のアーキテクチャです。
== 第1世代 ==
2019年5月に[[ARM Mali-G77]]、同年10月に[[ARM Mali-G57]]が発表されました。ともに前世代比で1.3倍になっているそうです。
 
*New superscalar engine
*Simplified scalar ISA
*New dynamic scheduling
*Up to 16 cores for the Mali-G77, with 512KB – 2MB L2 cache
*Arm claim the Mali-G77 has 30% more performance density and 30% better energy efficiency than the Mali-G76
 
{| class="wikitable"
|+
!L2キャッシュ
|-
|[[ARM Mali-G57]]
|1-6
|950MHz
|64-512KB
|-
|[[ARM Mali-G77]]
|7-16
|695-850MHz
|512-2024KB
|}
 
==第2世代==
2020年5月に[[ARM Mali-G78]]と[[ARM Mali-G68]]が発表されました。
第1世代より15%高性能化したらしい。
 
*Asynchronous clock domains
*New FMA units and increase Tiler throughput
*Up to 24 cores for the Mali-G78, with 512KB – 2MB L2 cache
*[[Arm Frame Buffer Compression]] (AFBC)
 
{| class="wikitable"
|+
!
!コア数
!周波数
!L2キャッシュ
|-
|[[ARM Mali-G58]]
|4-6
|
|512-2024KB
|-
|[[ARM Mali-G78]]
|7-24
|759-848MHz
|512-2024KB
|}
 
==第3世代==
2021年5月にARM Mali-G710、ARM Mali-G510、ARM Mali-G310が発表されました。
見ての通り型番が3桁になりました。
第2世代より20%高性能化したらしい。
 
*コアの巨大化 (第2世代比で2倍)
*新しいGPUフロントエンドを採用、コマンド・ストリーム・フロントエンド(CSF)がジョブ・マネージャーに取って代わる
*最大16コアのMali-G710、512KB~2MBのL2キャッシュを搭載
 
==第4世代==
2022年6月にImmortalis-G715、Mali-G715、Mali-G615 が発表されました。
第3世代より15%高性能化したらしい。
 
[[レイトレーシング]]が使えるようになりガチャでSSRを引いたときの輝きが増しました。
実のところメインはVRSとAFRCです。大雑把にいえばレンダリングの手抜きとフレームバッファの圧縮です。
 
*[[レイトレーシング]]をサポート
*[[Variable Rate Shading]] (VRS)をサポート
*[[Arm Fixed Rate Compression]] (AFRC)をサポート
*FMAブロックの倍増、Matrix Multiply命令のサポート、PPAの改善など、新しい実行エンジンを採用
 
==第5世代==
2023年5月に[[Immortalis-G720]]、Mali-G720、Mali-G620が発表された。
第4世代より15%高性能化したらしい。
 
*[[Deferred vertex shading]] (DVS) pipeline
 
[[category: ARM]]
[[category: GPU]]