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Wi-Fiルーターのスペック表の読み方

1,282 バイト追加, 2024年3月21日 (木)
== CPU ==
ルーターのCPUは主に「ルーティングの性能」に関係します。ルーターの[[CPU]]は主に「ルーティングの性能」に関係します。
CPUはWANとLANの変換の速度、大雑把にいえばインターネット回線側の性能をどこまで引き出せるかを決めるものです。逆をいえばLAN内部での通信にはほとんど影響を与えません。有線LANにも若干の影響を与えますが同一ネットワークで変換処理をしない場合はほとんど負荷になりません。
2024年時点ではアマゾンなどで3000〜4000円程度で売られているWi2024年時点では[[家電量販店]]や[[アマゾン]]などで3000〜4000円程度で売られているWi-Fiルーターでも5Gbps前後のルーティング性能があります。ちなみにファイヤーウォールのルールを複雑に設定すると半分の2.5Gbps程度まで性能低下します。どちらにしろ一般的な1Gbpsのインターネット回線ではまったく気にする必要のない部品となります。
一方でインターネット回線が10Gbpsの場合はその性能を引き出すのに最重要なパーツとなります。
2024年時点のほとんどのWi-Fiルーターは内部に[[ノートパソコン]]用などと同じミニPCI Expressカードを搭載しているだけです。
世の中にはミニPCI 世の中にはWi-Fiルーターを分解し、ミニPCI ExpressのWi-Fiコントローラーを取り外して[[ビデオカード]]を付けている変人もいます。
<movie>https://youtu.be/bcjuoEZg8rI</movie>
== フラッシュメモリ ==
フラッシュメモリはパソコンでいうHDDやSSDにあたる部品です。Wi-Fiルーターのフラッシュメモリは[[パソコン]]でいう[[HDD]]や[[SSD]]にあたる部品です。ここが大きいとLinuxを入れて色々できますが、一般人はそんなことしないので32MBもあれば十分です。ここが大きいと[[Linux]]を入れて色々できますが、一般人はそんなことしないので32MBもあれば十分です。[[Linux]]を入れる人は128MBあると楽しくなり、256MBもあれば無敵です。
== メモリ ==
純粋なルーターとして見た場合は128MBでまず困りません。
昨今ではメモリが多いほど不安定な傾向があります。これは「メモリが多い=余計な機能が多い」ということを意味しており、結果としてその余計な機能が不安定さを引き起こしているためです。昨今のルーターでは「CPUにメモリも内蔵」という製品ばかりで基板上にはメモリチップがない製品がほとんどです。そのためメモリ増設はハンダゴテやヒートガンを持ってしても無理です。 なお、昨今ではメモリが多いほど不安定な傾向があります。これは「メモリが多い=余計な機能が多い」ということを意味しており、結果としてその余計な機能が不安定さを引き起こしているためです。 == 重さ ==Wi-Fiルーターの性能を決定づける最重要な要素は「重さ」です。重量が重いほど高性能です。なぜなら[[ヒートシンク]]が大きいからです。重量が軽い、すなわちヒートシンクが小さいと[[CPU]]や[[Wi-Fiコントローラー]]がいくら高性能でもすぐに[[サーマルスロットリング]]を引き起こしてまったく性能がでません。 == 結論 ==Wi-Fiルーターの性能比較は「'''重量'''」で比べるのがもっとも簡単な方法です。[[カタログスペック]]の一番下に小さく書いてある「寸法と重量」を見ましょう。ほかの項目は見なくていいです。 Wi-Fiルーターは'''重量が重いほど高性能'''です。 <amazon>WIFI ルーター 重さ</amazon>
==関連項目 ==