「GFortran」の版間の差分
imported>News4vip 細 (→Mac OS X) |
imported>Fallout New Tokyo |
||
(2人の利用者による、間の2版が非表示) | |||
4行目: | 4行目: | ||
[[GNUコンパイラコレクション]]には古くから[[g77]]という[[Fortran 77]]や[[Fortran 90]]などの古くさい仕様をサポートした[[Fortran]]の[[コンパイラ]]が含まれていたが20世紀末から長らく放置されていた。 | [[GNUコンパイラコレクション]]には古くから[[g77]]という[[Fortran 77]]や[[Fortran 90]]などの古くさい仕様をサポートした[[Fortran]]の[[コンパイラ]]が含まれていたが20世紀末から長らく放置されていた。 | ||
− | そこで当時最新仕様の[[Fortran 95]]をサポートするついでに[[フルスクラッチ]]から作り直そうと立ち上がったのが[[G95]]プロジェクトとGFortranプロジェクトである。[[G95]]が[[Fortran 95]]準拠なのに対して、GFortranはイケイケドンドンで[[Fortran 2003]]や[[Fortran 2008]] | + | そこで当時最新仕様の[[Fortran 95]]をサポートするついでに[[フルスクラッチ]]から作り直そうと立ち上がったのが[[G95]]プロジェクトとGFortranプロジェクトである。[[G95]]が[[Fortran 95]]準拠なのに対して、GFortranはイケイケドンドンで[[Fortran 2003]]や[[Fortran 2008]]を次々に取り込んでいる突撃仕様である。GFortranは実験的な要素が強すぎるため[[GNUコンパイラコレクション]]の中でも異質の扱いとなっており、[[gcc]]の公式パッケージには実験的に含まれたことはあるが本格的には含まれていない。よって基本は単品でインストールである。 |
== インストール == | == インストール == | ||
=== Mac OS X === | === Mac OS X === | ||
− | [[Mac OS X]]では[[Homebrew]]を使うと簡単に[[インストール]] | + | [[Mac OS X]]では[[Homebrew]]を使うと簡単に[[インストール]]できる。GFortranは結構な勢いでアップデートが掛かるため直前にupdateコマンドを実行しておかないと[[ソースコード]]の配布URLが変わっていて[[404エラー]]になることも多い。 |
<source lang="bash"> | <source lang="bash"> | ||
$ brew update | $ brew update |
2014年2月27日 (木) 02:52時点における最新版
概要編集
GNUコンパイラコレクションには古くからg77というFortran 77やFortran 90などの古くさい仕様をサポートしたFortranのコンパイラが含まれていたが20世紀末から長らく放置されていた。
そこで当時最新仕様のFortran 95をサポートするついでにフルスクラッチから作り直そうと立ち上がったのがG95プロジェクトとGFortranプロジェクトである。G95がFortran 95準拠なのに対して、GFortranはイケイケドンドンでFortran 2003やFortran 2008を次々に取り込んでいる突撃仕様である。GFortranは実験的な要素が強すぎるためGNUコンパイラコレクションの中でも異質の扱いとなっており、gccの公式パッケージには実験的に含まれたことはあるが本格的には含まれていない。よって基本は単品でインストールである。
インストール編集
Mac OS X編集
Mac OS XではHomebrewを使うと簡単にインストールできる。GFortranは結構な勢いでアップデートが掛かるため直前にupdateコマンドを実行しておかないとソースコードの配布URLが変わっていて404エラーになることも多い。
$ brew update
$ brew install gfortran