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PC 3DEngineは[[GPU]]として元祖[[PowerVR]]を搭載した[[3D]]特化型の[[グラフィックボード]]である。 | PC 3DEngineは[[GPU]]として元祖[[PowerVR]]を搭載した[[3D]]特化型の[[グラフィックボード]]である。 | ||
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+ | * [[PC-9821C166/C]] (税別298,000円、1997年6月5日出荷) | ||
+ | * [[PC-9821C166/C model S1]] (税別398,000円、1997年6月5日出荷) | ||
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+ | これらには超大作ゲームも同梱されていた。 | ||
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2022年4月5日 (火) 07:18時点における最新版
PC 3DEngine(ぴーしーすりーでぃーえんじん)とは、NECとVideo Logicが共同開発したグラフィックボードである。
概要[編集 | ソースを編集]
PC 3DEngineはGPUとして元祖PowerVRを搭載した3D特化型のグラフィックボードである。
PC 3DEngineはPC-9821シリーズの一部の機種に標準搭載されていたもの。
- PC-9821C166/C (税別298,000円、1997年6月5日出荷)
- PC-9821C166/C model S1 (税別398,000円、1997年6月5日出荷)
- PC-9821V16/S5V (税別278,000円〜283,000円、1997年6月5日出荷)
これらには超大作ゲームも同梱されていた。
単品でも売られていたようだが、たぶん都市伝説である。 1996年12月6日に価格は29,800円で発売されたと言われている[1]。 単品版は1万セット限定で「Microsoft SideWinder ゲームパッド」をバンドルしたゲームパッドバンドルセットも発売されたとされるが、そもそも1万セットという時点でたぶん都市伝説である。わずか3ヶ月後の1997年2月21日には添付ソフトを減らして18,000円(と22,000円)というお求めやすい価格になった[2]。
名称からも分かるように「PCエンジンの末裔」としてそこそこの普及を期待したのだろうが、PC-FXよりも悲惨な結果に終わった。
たぶん都市伝説である。
主な仕様[編集 | ソースを編集]
- 3Dアクセラレータチップ:Power VR
- テクスチャメモリ:4MB
- 3D API:Direct 3D、Super Graphics Library(Power VR専用3D API)
動作環境[編集 | ソースを編集]
- Pentium以上
- メモリ16MB以上
- PCIバススロットを搭載したWindows 95日本語版対応の機種
- VRAM 2MB以上で、Direct Drawに対応したビデオカードを搭載している必要がある
対応ソフト[編集 | ソースを編集]
わずかながらPC 3DEngine対応ソフトが存在した。 これらの多くはPC 3DEngineを搭載していないと動かない専用ソフトである。 稀にPC 3DEngineを搭載していなくても動くものもあったと言われるが、たぶん都市伝説である。
- 電脳戦機バーチャロン
- PC 3DEngineを搭載したPC-9821シリーズに標準添付されていた。
- バイオハザード
- ReVolt
- ULTIM@TE RACE
- ソフトウェアコレクション
- ミニゲーム5個の詰め合わせ
- A列車で行こう5
- エニグマ
- 東方プロジェクト
- なんと初代はPC 3DEngine専用ソフトであった。
末裔[編集 | ソースを編集]
後にこの製品の末裔がiPhoneに搭載され世界を席巻することになる。ただし、この大逆転劇の遥か昔にNECとVideo Logicは関係を解消しており、結局NECには何も残らなかったという。 PC-9801シリーズの衰退でNEC社内の覇権はコミュニケーション部門が握り、コンピューター部門の大規模なリストラが行われたのがそもそもの提携解消の原因と言われている。
後にiPhoneをはじめとした世界中の様々なスマートフォン、日本の様々なガラスマなどにも採用され一種のブームとなったが、NECのガラスマであるMEDIASシリーズは頑に搭載を拒否し続けた。