「AMD Radeonシリーズ」の版間の差分

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'''AMD Radeon シリーズ'''とは、[[AMD]]の[[GPU]]のブランド名です。
'''AMD Radeon シリーズ'''は、AMDが手がけるグラフィックスカード(GPU)のブランド名である。


昨今の「Radeon」を冠する製品は基本的に「[[ミドルレンジ]]以上のみ」となっており[[ローエンド]]製品は存在しません。同社では[[ローエンド]]用途にはCPUとGPUを一体化した「[[APU]]」を販売しているためだと思われます。
2000年、従来の[[Rageシリーズ]]から名称変更され、以降は同社GPUの中核ブランドとして展開されている
。2006年には[[ATI Technologies]]の買収を通じてAMDはGPU部門を強化し、Radeonブランドはより広範なラインアップと進化を見せてきた。


* [[Radeon R100シリーズ]]
== 製品展開と特徴 ==
* [[Radeon R200シリーズ]]
Radeonシリーズには、一般消費者向けの「Radeon」と業務・プロフェッショナル向けの「Radeon Pro」の2本柱がある。業務用モデルは端子数やメモリ容量など、スペック面で差別化されているが、ソフトウェア・機能面での制限は少なく、NVIDIAのGeForceとQuadroのような大きな差は設けていない。
* [[Radeon R300シリーズ]]
* [[Radeon R400シリーズ]]
* [[Radoen X1000シリーズ]]
* [[Radoen HD 2000シリーズ]] = 2007年05月、[[Xbox 360]]の[[GPU]]
* [[Radeon HD 3000シリーズ]]
* [[Radeon HD 4000シリーズ]]
* [[Radeon HD 5000シリーズ]] = 2009年9月、DirectX 11に対応
* [[Radeon HD 6000シリーズ]]
* [[Radeon HD 7000シリーズ]] = 2011年12月、DirectX 12に一部対応
* [[Radeon RX 200シリーズ]]
* [[Radeon RX 300シリーズ]]
* [[Radeon RX 400シリーズ]] = 2016年6月、DirectX 12に対応
* [[Radeon RX 500シリーズ]]
* [[Radeon RX Vegaシリーズ]] = 2017年8月、[[DirectX 12.1]]に対応、32ビットOS対応が打ち切り
* [[Radeon RX 5000シリーズ]]
* [[Radeon RX 6000シリーズ]] = 2020年10月、[[DirectX 12.2]]に対応=[[レイトレーシング]]に対応
* [[Radeon RX 7000シリーズ]] = 2022年11月


[[category: GPU]]
近年では、ローエンド製品がほとんどラインアップされず、ミドルレンジ以上に注力した展開となっている。ローエンド用途にはCPU・GPU統合型の[[APU]]が主力となっている。
[[category: Radeon]]
 
[[category: AMD]]
== アーキテクチャと歴代シリーズの統合 ==
Radeonシリーズは、初期のR100系から現在のRDNA4まで、GPUアーキテクチャの革新と共に進化してきた。以下にアーキテクチャの変遷と、それに対応する歴代シリーズを統合して示す。 
 
=== R100系(2000年) ===
* 対応シリーズ: Radeon R100シリーズ 
* 特徴: [[Rageシリーズ]]からの流れを汲む設計。初期のRadeonブランドを確立。
 
=== R200 / R300 / R400系(2001年〜2005年) ===
* 対応シリーズ: R200シリーズ、R300シリーズ、R400シリーズ 
* 特徴: DirectX対応を強化し、シェーダーモデルへの移行を進展。
 
=== R500系(2005年) ===
* 対応シリーズ: Radeon X1000シリーズ 
* 特徴: Shader Model 3.0対応を実現。プログラマブルシェーダー性能を向上。
 
=== TeraScaleアーキテクチャ(2007年〜2011年) ===
* 対応シリーズ: Radeon HD 2000シリーズ、HD 3000シリーズ、HD 4000シリーズ、HD 5000シリーズ、HD 6000シリーズ 
* 特徴: 
** [[Radeon HD 2000シリーズ]]でDirectX 10対応 
** [[Radeon HD 5000シリーズ]]で初のDirectX 11対応とEyefinityによる複数画面出力 
** 消費電力と性能のバランスを進化させる過程で主流GPUとして普及
 
=== GCN(Graphics Core Next)アーキテクチャ(2011年〜2016年) ===
* 対応シリーズ: Radeon HD 7000シリーズ、Radeon RX 200シリーズ、RX 300シリーズ、RX 400シリーズ、RX 500シリーズ、RX Vegaシリーズ 
* 特徴: 
** 並列処理能力を強化し、GPUコンピューティングにも適した設計 
** VRやHPC用途に向けて性能を進化 
** RX 400シリーズでは次世代RDNAへの基盤を形成
 
=== RDNAアーキテクチャ(2019年〜2020年) ===
* 対応シリーズ: Radeon RX 5000シリーズ 
* 特徴: 
** RDNAアーキテクチャ正式導入 
** PCIe 4.0対応、ゲーム向け消費電力効率の向上 
 
=== RDNA2(2020年〜2022年) ===
* 対応シリーズ: Radeon RX 6000シリーズ 
* 特徴:
** レイトレーシング対応(DirectX 12 Ultimate) 
** Infinity Cache搭載 
** コンソール(PS5・Xbox Series X|S)にも採用 
 
=== RDNA3(2022年〜2025年) ===
* 対応シリーズ: Radeon RX 7000シリーズ 
* 特徴: 
** チップレット設計の導入 
** 消費電力効率の改善 
** AI推論性能の強化 
 
=== RDNA4(2025年〜) ===
* 対応シリーズ: Radeon RX 9000シリーズ 
* 特徴: 
** GPU内部設計の大幅刷新 
** 大容量L3キャッシュを搭載 
** レイトレーシングとAI処理能力を強化し、次世代ハイエンドゲームや生成AI分野も視野に入れた最先端設計 
 
 
== 関連項目 ==
* [[AMD]]
* [[DirectX]]
* [[GPU]]
* [[NVIDIA]]
 
 
[[Category:GPU]]
[[Category:AMD]]

2025年9月18日 (木) 03:10時点における最新版

AMD Radeon シリーズは、AMDが手がけるグラフィックスカード(GPU)のブランド名である。

2000年、従来のRageシリーズから名称変更され、以降は同社GPUの中核ブランドとして展開されている 。2006年にはATI Technologiesの買収を通じてAMDはGPU部門を強化し、Radeonブランドはより広範なラインアップと進化を見せてきた。

製品展開と特徴[編集 | ソースを編集]

Radeonシリーズには、一般消費者向けの「Radeon」と業務・プロフェッショナル向けの「Radeon Pro」の2本柱がある。業務用モデルは端子数やメモリ容量など、スペック面で差別化されているが、ソフトウェア・機能面での制限は少なく、NVIDIAのGeForceとQuadroのような大きな差は設けていない。

近年では、ローエンド製品がほとんどラインアップされず、ミドルレンジ以上に注力した展開となっている。ローエンド用途にはCPU・GPU統合型のAPUが主力となっている。

アーキテクチャと歴代シリーズの統合[編集 | ソースを編集]

Radeonシリーズは、初期のR100系から現在のRDNA4まで、GPUアーキテクチャの革新と共に進化してきた。以下にアーキテクチャの変遷と、それに対応する歴代シリーズを統合して示す。

R100系(2000年)[編集 | ソースを編集]

  • 対応シリーズ: Radeon R100シリーズ
  • 特徴: Rageシリーズからの流れを汲む設計。初期のRadeonブランドを確立。

R200 / R300 / R400系(2001年〜2005年)[編集 | ソースを編集]

  • 対応シリーズ: R200シリーズ、R300シリーズ、R400シリーズ
  • 特徴: DirectX対応を強化し、シェーダーモデルへの移行を進展。

R500系(2005年)[編集 | ソースを編集]

  • 対応シリーズ: Radeon X1000シリーズ
  • 特徴: Shader Model 3.0対応を実現。プログラマブルシェーダー性能を向上。

TeraScaleアーキテクチャ(2007年〜2011年)[編集 | ソースを編集]

  • 対応シリーズ: Radeon HD 2000シリーズ、HD 3000シリーズ、HD 4000シリーズ、HD 5000シリーズ、HD 6000シリーズ
  • 特徴:

GCN(Graphics Core Next)アーキテクチャ(2011年〜2016年)[編集 | ソースを編集]

  • 対応シリーズ: Radeon HD 7000シリーズ、Radeon RX 200シリーズ、RX 300シリーズ、RX 400シリーズ、RX 500シリーズ、RX Vegaシリーズ
  • 特徴:
    • 並列処理能力を強化し、GPUコンピューティングにも適した設計
    • VRやHPC用途に向けて性能を進化
    • RX 400シリーズでは次世代RDNAへの基盤を形成

RDNAアーキテクチャ(2019年〜2020年)[編集 | ソースを編集]

  • 対応シリーズ: Radeon RX 5000シリーズ
  • 特徴:
    • RDNAアーキテクチャ正式導入
    • PCIe 4.0対応、ゲーム向け消費電力効率の向上

RDNA2(2020年〜2022年)[編集 | ソースを編集]

  • 対応シリーズ: Radeon RX 6000シリーズ
  • 特徴:
    • レイトレーシング対応(DirectX 12 Ultimate)
    • Infinity Cache搭載
    • コンソール(PS5・Xbox Series X|S)にも採用

RDNA3(2022年〜2025年)[編集 | ソースを編集]

  • 対応シリーズ: Radeon RX 7000シリーズ
  • 特徴:
    • チップレット設計の導入
    • 消費電力効率の改善
    • AI推論性能の強化

RDNA4(2025年〜)[編集 | ソースを編集]

  • 対応シリーズ: Radeon RX 9000シリーズ
  • 特徴:
    • GPU内部設計の大幅刷新
    • 大容量L3キャッシュを搭載
    • レイトレーシングとAI処理能力を強化し、次世代ハイエンドゲームや生成AI分野も視野に入れた最先端設計


関連項目[編集 | ソースを編集]