「マルチバンドGPS」の版間の差分

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'''GPS L1+L5'''とは、L1とL5という2つの信号を同時受信する[[GPS]]のことです。
'''マルチバンドGPS'''とは、2つの信号(2種類の衛星の電波)を同時受信する[[GPS]]のことです。
「マルチバンドGPS」などとも呼ばれます。
L1信号とL5信号のふたつを利用することから「GPS L1+L5」などとも呼ばれます。
一般的なシングルバンドGPSよりも高精度な測位が可能になっています。
一般的なシングルバンドGPSよりも高精度な測位が可能になっています。


主に高級な[[スマートフォン]]や[[スマートウォッチ]]が採用していることが多い方式です。
主に高級な[[スマートフォン]]や[[スマートウォッチ]]が採用していることが多い方式です。[[ガーミン]]などのバカ高いスマートウォッチなども採用している方式です。


一方で「GPSの精度」は「数字として表しにくい」ので[[ミドルレンジ]]以下のスマホでは真っ先に削られる要素となっています。安物スマホでランニングを記録すると道路をジグザグに走ったことになって距離が伸びたりする現象が発生しますが、GPS L1+L5対応の製品で計測するとわりと正確な距離になります。
一方で「GPSの精度」は「数字として表しにくい」という理由で[[ミドルレンジ]]以下の[[スマホ]]や[[スマートウォッチ]]では真っ先に削られる要素となっています。安物のスマホやスマートウォッチでランニングやウォーキングを記録すると道路をジグザグに走ったことになって走行距離が伸びたりする現象が発生しますが、GPS L1+L5対応の製品で計測するとわりと正確な距離になります。


[[位置情報ゲーム]]では勝手に歩く現象が激減するため、放置プレイがしにくいという欠点もあります。
なお、マルチバンドGPSで高精度な測位をすると[[位置情報ゲーム]]では勝手に歩く現象が激減するため「放置プレイがしにくい」という欠点もあります。


== L1信号 ==
== L1信号 ==
* 周波数:1575.42 MHz
* 周波数:1575.42 MHz
* 最も古くから使われているGPS信号
* 最も古くから使われている[[GPS]]信号
* ほぼすべてのGPS機器が対応
* ほぼすべてのGPS機器が対応
* ただし、建物反射(マルチパス誤差)や電離層遅延の影響を受けやすい
* ただし、建物反射(マルチパス誤差)や電離層遅延の影響を受けやすい
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== L5信号 ==
== L5信号 ==
* 周波数:1176.45 MHz
* 周波数:1176.45 MHz
* 新世代のGPS信号(「安全生命用」信号とも呼ばれる)
* 新世代の[[GPS]]信号(「安全生命用」信号とも呼ばれる)
* 帯域幅が広く、チップレートも高いため、ノイズやマルチパスに強い
* 帯域幅が広く、チップレートも高いため、ノイズやマルチパスに強い
* 電離層遅延の補正に有利
* 電離層遅延の補正に有利
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* マルチパス耐性:L5は反射に強いため、都市部やビル街でも測位が安定
* マルチパス耐性:L5は反射に強いため、都市部やビル街でも測位が安定
* 信頼性向上:2つの周波数を相互参照することで、誤差検出がしやすい
* 信頼性向上:2つの周波数を相互参照することで、誤差検出がしやすい
* GPSだけでなく、GalileoやQZSS(みちびき)もL5相当の信号を送信しており、グローバルに利用可能
* [[GPS]]だけでなく、[[Galileo]]や[[QZSS]](みちびき)もL5相当の信号を送信しており、グローバルに利用可能


[[category: GNSS]]
[[category: GNSS]]

2025年12月11日 (木) 01:22時点における最新版

マルチバンドGPSとは、2つの信号(2種類の衛星の電波)を同時受信するGPSのことです。 L1信号とL5信号のふたつを利用することから「GPS L1+L5」などとも呼ばれます。 一般的なシングルバンドGPSよりも高精度な測位が可能になっています。

主に高級なスマートフォンスマートウォッチが採用していることが多い方式です。ガーミンなどのバカ高いスマートウォッチなども採用している方式です。

一方で「GPSの精度」は「数字として表しにくい」という理由でミドルレンジ以下のスマホスマートウォッチでは真っ先に削られる要素となっています。安物のスマホやスマートウォッチでランニングやウォーキングを記録すると道路をジグザグに走ったことになって走行距離が伸びたりする現象が発生しますが、GPS L1+L5対応の製品で計測するとわりと正確な距離になります。

なお、マルチバンドGPSで高精度な測位をすると位置情報ゲームでは勝手に歩く現象が激減するため「放置プレイがしにくい」という欠点もあります。

L1信号[編集 | ソースを編集]

  • 周波数:1575.42 MHz
  • 最も古くから使われているGPS信号
  • ほぼすべてのGPS機器が対応
  • ただし、建物反射(マルチパス誤差)や電離層遅延の影響を受けやすい

L5信号[編集 | ソースを編集]

  • 周波数:1176.45 MHz
  • 新世代のGPS信号(「安全生命用」信号とも呼ばれる)
  • 帯域幅が広く、チップレートも高いため、ノイズやマルチパスに強い
  • 電離層遅延の補正に有利

L1+L5(二周波GPS)のメリット[編集 | ソースを編集]

  • 精度向上:L1とL5を組み合わせることで、電離層による遅延誤差を相殺できる
  • マルチパス耐性:L5は反射に強いため、都市部やビル街でも測位が安定
  • 信頼性向上:2つの周波数を相互参照することで、誤差検出がしやすい
  • GPSだけでなく、GalileoQZSS(みちびき)もL5相当の信号を送信しており、グローバルに利用可能