「PC-9801シリーズ」の版間の差分
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2014年2月18日 (火) 14:46時点における版
PC-9801とは、NECが開発・製造・販売していた事務仕事向けのパソコンである。かつて日本では国民機と呼ばれた。
概要
PC-9801は事務仕事向けあり、事務仕事に必要のない余計な機能を削ぎ落とした非常に低スペックなパソコンであった。
しかしながらアホみたいに普及したことにより、16色表示できる中期モデル以降はゲーム(とくにエロゲ)の開発も盛んになった。
遺産
USB
PC-9801の後継機種であるPC-9821シリーズのキーボードとマウスの接続端子として登場したUSB (Universal Serial Bus)は、今やスマホの充電には欠かせない世界標準のコンセントとなっている。なお、このNECが開発した最初期のUSB(OHCI)は、後に登場するインテルのUSB(UHCI)とは互換性がなく、化粧箱に「PC-9821シリーズでは使用できません」と明記してある機器ばかりであった。
ちなみにNEC(現:ルネサス)は今なおUSBコントローラーでは圧倒的なシェアを誇っており、USB 3.0やUSB PDなどの新規格が出るたびに一番乗りしている。
PowerVR
PC-9821シリーズの一部の機種にはNECとVideo Logicが共同開発した「PC 3DEngine」というグラフィックボードが搭載されていた。DirectXやOpenGLではなく独自APIを採用しており、バイオハザードや電脳戦機バーチャロン、A列車で行こう5などのゲームが出ただけで消滅した。ナムコのレイブレーサーも発売予定であったが結局発売しなかった。
後にこのグラフィックボードに搭載されていたGPUの末裔がiPhoneに搭載され世界を席巻することになる。
主な機種