SBC

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SBC(Subband Codec)とは、Bluetoothオーディオ標準のコーデックで、ほぼすべてのBluetooth対応機器に対応している。

SBCはビットレートもサンプリング周波数も量子化ビット数もわりと人間の耳には問題のない仕様となっているが、圧縮アルゴリズムの「有損圧縮」が馬鹿みたいに高圧縮を追求しているため欠損が大きいという欠点がある。

基本スペック

圧縮アルゴリズムの詳細

SBCは信号を複数の周波数帯(サブバンド)に分割し、それぞれの帯域で圧縮処理を行うサブバンドコーディング方式を採用している。この方法により、音声信号の重要な帯域を優先的に保持しつつ、圧縮効率を高めている。

圧縮の流れは、

  1. 入力信号を複数のサブバンドに分割(通常8つのサブバンド)
  2. 各サブバンドごとに量子化と符号化(可変ビットレートが可能)
  3. 重要度に応じてビット配分を調整しながら全体を圧縮
  4. データをBluetoothで送信するためのパケットにまとめる

この仕組みにより、音質の劣化はあるが、安定した無線伝送と汎用性の高い互換性が実現されている。

音質の特徴

  • 中音域は比較的クリアだが、低音や高音域の再現性は限定的
  • 高い圧縮率で音のディテールが削られるため、音楽の複雑な表現には不向き
  • Bluetooth機器間の互換性を最優先した標準仕様

補足

SBCはBluetoothのA2DPプロファイルの必須コーデックとして規定されているため、ほぼすべてのBluetoothオーディオ機器でサポートされている。bitpool値の調整によって最大328kbpsの高ビットレート設定も可能だが、実用上は安定接続のために192kbps程度で使われることが多い。

関連項目