MDM (Mobile Device Management)
2014年3月5日 (水) 01:04時点におけるimported>Fallout New Tokyoによる版 (→概要)
モバイル・デバイス・マネージメント(英語:Mobile Device Management、略称:MDM)とは、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末を集中管理するためのシステムのことである。
目次
概要
MDMを大雑把に言えば、Windowsを搭載した法人向けのパソコンでは当たり前となっているActive Directoryとグループポリシーによる集中管理と似たようなことを、スマートフォンやタブレットなどでも実現できたらいいな、という製品群のことである。
巷ではiPhoneやiPadが大流行し、現場からも導入したいという声が日に日に強まっている。 だが、どれもこれもWindowsのような集中管理機能がない。 iPhoneやAndroidどころかWindows Phoneにすらない。 そのような状態で何も考えず強引に導入すればシステム管理者は確実に過労死する。
この絶望的状況をビジネスチャンスを捉えた複数の企業がスマートフォンなどの集中管理システムを開発して販売しだした物の総称がMDMである。
ただし、サードパーティ製品であるが故に、OSと密接に絡み合った実装は難しく、「完璧にWindows並み」といえる製品はひとつのないのが実情である。 ちなみにNTTドコモやau、ソフトバンクモバイルなどといった携帯電話キャリアから出ているMDM製品では、その特権的立場を利用して細部までOSを制御できるようになっている物もあるが、いわゆるWiFiだけを搭載した製品ではこの特権に対応していないのが普通であり、SIMカードを搭載した月額利用料が発生する機種を使用しなければならないなどの制約がある。これは建前上「SIMカードを盗難などから守る機能」として提供していることによるものである。