休止状態
ナビゲーションに移動
検索に移動
休止状態(きゅうしじょうたい、英:Nibernate,はいばねーと)とは、コンピューターの現在の状態をHDDやSSDなどの補助記憶装置に保存し、電源を完全に切ることをいう。
Linux界で圧倒的な勢力をもつGNOMEの電源メニューでは「ハイバネート」、Windowsでは「休止状態」となっている。休止状態になる動作をハイバネーションという。
休止状態になった後、次回電源を入れたときは、その状態を保存したデータから復帰し、休止状態になる直前の状態に戻る。
休止状態では補助記憶装置からの状態復帰となるため、主記憶装置(メインメモリ)から状態復帰を行うスリープ(サスペンド)に比べると起動時間(復帰時間)がかかるが、完全にコンピューターの電源を切ってしまうため絶大な節電効果がある。たとえばノートパソコンであればバッテリーの自然放電くらいしか電力を消費しない状態になる(若干の待機電力を伴うこともある)。
大雑把に言えばメインメモリーの内容をごっそりハードディスクに保存するようなものである。
近年ではメインメモリーの爆発的な増大と、容量は着実に増えるものの速度的な進化が遅いハードディスクとの兼ね合いであまり使われなくなっている。
関連項目
参考文献