食品偽装
2013年11月7日 (木) 06:43時点におけるimported>News4vipによる版 (→2013年)
食品偽装(しょくひんぎそう)とは、食料品の小売店や飲食店で提供している商品において、生産地や原材料、消費期限、賞味期限、食用の適否などについて、本来とは異なった表示を行なった状態で流通や市販がなされた一連の問題のことである。
目次
概要
雪印は倒産し、ミシュランの審査員の舌に日本中が驚愕した。
2013年には大量の食品偽装が発覚した。経済アナリストで獨協大教授の森永卓郎氏は「まるで談合でもしているかのようだ。『どさくさ紛れでこっそり発表してしまおう』という意図が透けてみえる。どこも偽装の内容はほとんど同じなのに、阪急阪神は社長辞任に追い込まれたのに対し、他のホテルは数に紛れて適正な処分が行われたとは言い難い。追及すべきは問題を生み出した原因。スケープゴートを生み出してもしようがない」と話している。[1]
歴史に埋もれてしまわないように記録に残しておくことにする。
主な食品偽装事件
2013年
5月不明 - 食品偽装/東京ディスニーリゾート系(3施設)
- ブラックタイガー → 車エビ
- 普通の国産鶏 → 地鶏
10月不明 - 食品偽装/プリンスホテル(18施設)
- アブラガニ → ズワイガニ
- 豪州産牛 → 国産牛
2013年10月22日 - 食品偽装/阪急阪神ホテルズ(13施設)
- トビウオの卵 → レッドキャビア
- バナメイエビ → 芝エビ
- 青ネギ → 九条ねぎ
2013年10月25日 - 食品偽装/ザ・リッツ・カールトン大阪(1施設)
- 冷凍ジュース → フレッシュジュース
- 業者のパン → 自家製パン
2013年10月29日 - 食品偽装/JR四国ホテルグループ(3施設)
- 地場産ではない野菜 → 地場産の野菜
2013年10月29日 - 食品偽装/ホテルコンコルド浜松(1施設)
- 業者のパウンドケーキ → 自家製パウンドケーキ
- 地場産ではないジャガイモやタマネギ → 地場産
2013年10月31日 - 食品偽装/近鉄ホテル・旅館システムズ(9施設)
- 豪州産かつ成形肉 → 和牛
- ブラジル産の鶏肉など → 地鶏「大和肉鶏」
2013年11月1日 - 食品偽装/名鉄グランドホテル(1施設)
- 添加物の入ったパン → 無添加パン
- ロブスター(ザリガニ) → 伊勢エビ(エビ)
2013年11月2日 - 食品偽装/ホテルニューオータニ熊本
2013年11月2日 - 食品偽装/KKRホテル熊本
2013年11月5日 - 食品偽装/高島屋
2013年11月5日 - 食品偽装/大丸松坂屋百貨店
2013年11月5日 - 食品偽装/ホテル京阪
2013年11月7日 - 食品偽装/戸田屋
- 外国産イセエビ → 「伊勢志摩満喫の」伊勢エビ
2013年11月7日 - 食品偽装/コメダ珈琲店
- ホイップクリーム → 生クリーム
関連する法令
- 刑法(詐欺罪)
- 食品安全基本法
- 食品衛生法
- 農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)
- 不正競争防止法
- 不当景品類及び不当表示防止法(景表法)
- 消費者基本法