QRコード決済サービス
概要編集
QRコード決済サービスは偽札が横行していた中国で「現金より信頼できる決済手段」として登場し大流行したものである。
その中国において「アリペイ」と「ウィーチャットペイ」が二強になったことから両者の共通点である「ペイ」という単語がQRコード決済サービスを指して使われるようになった。
利点編集
本来はチャージ不要編集
中国では銀行口座とペイが直結しており「チャージ」が不要となっている。 実のところ決済サービスというよりデビットカードをアプリ化したような感じである。
一方、日本のペイの大部分は事前チャージが必要となっている。 あくまでプリペイドカードである。
送金できる編集
中国では銀行口座とペイが直結しておりQRコードを提示することで、そこに送金してもらうことも可能となっている。たとえば大道芸人がQRコードの描かれた看板を設置して、それを顧客が読み取り送金することで投げ銭として受け取れる仕組みである。
一方、日本のペイの大部分は支払いにしか使えない
導入費用が安い編集
店舗側の設備が不要なため導入費用が安い。
実のところSuica決済の導入に必要なICカードリーダーも980円くらいで買えるので本来はそんなに差がつくものではない。単にサービス運営会社がボッタクリかどうかという点が大きい。SuicaとEdyはライバルがいなかったために高額な導入費用になったものだと思われる。
欠点編集
顧客の作業量が多い編集
- ICカードの場合
- スマホを取り出す
- タッチして決済する
- QRコードの場合
- スマホを取り出す
- スマホのロックを解除する
- アプリを探して起動する
- 金額を入力する
- カメラにQRコードを読み取らせ決済する
- 現金の場合
- 財布を取り出す
- お金を店員に渡す
- お釣りをもらう
顧客にとってはICカードどころか現金の方が手軽で速い。
電波が不安定だと決済できない編集
Suicaなどは店舗側の回線を使用して決済を行うが、QRコード決済は顧客のスマホの回線を利用して決済を行う。このため電波が不安定な施設内などではエラーが頻発して正常に決済できずに手間取るという事例が報告されている。このような自体になった場合はレジ待ちの行列から熱い視線を浴びることになる。
アプリのアップデートで決済できない編集
QRコード決済しようとアプリを起動したら「アップデートしてください」と表示されAppStoreに飛ばされたという事例が報告されている。スマホのゲームなんかでもよくあるね。こちらもレジ待ちの行列から熱い視線を浴びることになる。
総論編集
QRコード決済は小売業者からすれば導入費用が安いというメリットはあるが、QRコード決済はSuica決済どころか現金などと比べても顧客の作業量が多く、顧客には何一つメリットがない。
中国では偽札が横行しており現金は信用できないという理由で普及したものであって、現金の信頼度が高い日本ではそのメリットを享受することもない。
いまは還元サービスや割引サービスなどで釣っているが、それが終われば誰も使わない可能性が高いと思われる。