社外転進支援プログラム
社外転進支援プログラムとは、2020年7月に廣済堂が公表した、40歳以上の社員を対象にしたリストラの名称です。
会社からすれば単なる希望退職募集であり、人件費削減のための出口戦略にすぎないのだが、「転進」という言葉を添えることで、あたかも社員が自らの意思で新しい戦場へと勇ましく進むかのように演出されている。
しかも「支援」という優しい響きを加えることで、退職勧奨がまるでキャリア形成の後押しに聞こえるのだから、日本企業のネーミング戦略は実に巧妙だ。
実態は会社都合の縮小策であっても、言葉を変えれば「未来への挑戦」に早変わりする。こうして送り出される社員は、望むと望まざるとにかかわらず「転進」という美辞麗句のもとに退場を迫られ、企業広報の巧みな物語の登場人物に仕立て上げられるのである。