ワークステーション
概要
かつてはワークステーションと呼ばれるコンピューターは、RISC系のCPUをモリモリ積んでいたり、HDDが大容量だったり、ディスプレイが高解像度だったり、イーサネットの端子が付いていたりとパソコンとは別に扱われていた。
ただし、ワークステーションの外観や機能はパソコンと何ら変わらず、パソコンが高性能化した今では同一のものとして扱われる。
最近になってワークステーションとパソコンの境界線は曖昧になったなどと言われるが、MacやX68000の信者たちは同製品を「ワークステーションだ」と言い張っていたことからもわかるように昔から同じようなものである。つまり国民機になれなかったパソコンたちが差別化のためにハイエンド志向に走ったものの総称であると言える。
価格
価格的にはハイエンドPCと比べると性能が1割増すごとに価格は2倍になる。性能2割増しで価格4倍、性能3割増しで価格8倍である。
しかし、最近ではパソコンの性能も頭打ちであり、性能の上限にも限りがある。それではボッタクリ価格で売るというビジネスが成り立たないため、現在では特定のアプリケーションをプリインストールしたパソコンを「ワークステーション」として販売していることが多く、ほとんどがソフトウェアの価格である。