iPhone 6s
iPhone 6sとは、2015年9月にAppleが発売したiPhoneです。
前モデル「iPhone 6」の後継機種であり、外観はほぼ同じながらも内部的には大幅に強化されたモデルです。特にSoCの大幅性能向上、新しい入力方式「3D Touch」の搭載、そしてリアカメラの1200万画素化が大きな特徴です。また、筐体素材に高強度の7000シリーズアルミニウムを採用したことで、前モデルで問題となった「ベンドゲート」を解消しました。
メモリはシリーズで初めて2GBに増加し、快適性が向上。長期間にわたって現役で使える完成度の高さから、多くのユーザーに愛用されたモデルです。
主なスペック 編集
OS 編集
- 初期: iOS 9
- 最新: iOS 15.8.5 = 2025年9月15日配信
iPhone 6sはiOS 15までサポートされ発売から約7年間の長期アップデート対象となった点が特筆されます。メジャーアップデートの最長記録保持者です。
なお、iOS 15のセキュリティアップデートは2025年時点でも継続しています。iOS 26の配信と同時にiOS 15も最新のアップデートも降ってきました。頭おかしいです。
SoC 編集
- Apple A9
- 64ビットアーキテクチャ
- M9モーションコプロセッサ統合
A8に比べCPU性能は約70%向上、GPU性能は約90%向上しました。
メモリ 編集
- 物理: 2GB(LPDDR4)
iPhone 6までは1GBだったメモリ容量が2GBへと倍増しました。 これにより複数アプリ起動やブラウジング性能が飛躍的に改善しました。
ストレージ 編集
- 内蔵: 16GB / 32GB / 64GB / 128GB
- 外部ストレージ: 非対応
発売当初は16GBからでしたが、後に32GBモデルが追加されました。 なお、後年のiOSの肥大化もあり中古で買う場合は64GBモデル以上が推奨されます。
ディスプレイ 編集
- 4.7インチ (Retina HDディスプレイ)
- 解像度: 1334x750ピクセル(326ppi)
- 3D Touch対応(感圧タッチ)
iPhone初の感圧タッチ対応で、画面を押す強さに応じた操作が可能となりました。
リアカメラ 編集
- 1200万画素(12MP)、裏面照射型センサー
- F値: f/2.2
- True Toneフラッシュ
- 撮影機能: パノラマ、Live Photos、スローモーション(1080p/120fps・720p/240fps)
- 4Kビデオ撮影対応(30fps)
iPhoneとして初めて「4K動画撮影」が公式に可能になりました。
フロントカメラ 編集
- 500万画素(5MP)
- Retina Flash(画面が発光して補助光になる機能)
- 720p / 1080pビデオ撮影対応
自撮り需要を意識し、性能が大幅に向上しました。
バッテリー 編集
- 容量: 1715mAh(公称値)
- 連続通話: 最大14時間(3G)
- 連続待受: 最大240時間
iPhone 6より若干小容量ながら、省電力化で使用感は大きく変わりません。
寸法と重さ 編集
- 67.1mm x 138.3mm x 7.1mm
- 143g
3D Touch機構搭載により、やや厚みと重量が増えました。
認証 編集
- Touch ID(第2世代センサー)
従来より高速で精度の高い認証が可能になりました。
通信方式とバンド 編集
- GSM/EDGE
- UMTS/HSPA+/DC-HSDPA
- LTE-Advanced(最大300Mbps)
- Wi-Fi (802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2
- NFC(Apple Pay対応)
評価と影響 編集
iPhone 6sは性能面で大幅に進化し、安定した使い心地を提供したため、発売から数年後も現役で利用され続けました。特に2GBメモリへの増加は長く支持された理由のひとつとされます。また、3D Touchは新機能として注目を浴びましたが、後のシリーズで廃止されたため一時的な試みとなりました。
総じて完成度が高く耐久性にも優れることから「長寿命モデル」と呼ばれ、Apple製品のサポート期間の長さを示す代表例のひとつとなっています。