キーピッチ

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キーピッチ英語:key pitch)とは、キーボードキーの横方向の間隔のことである。

概要[編集 | ソースを編集]

キーピッチはキーの中心点から横隣のキーの中心点までの距離で表わす。あくまで横方向の間隔のみを表すものであり、縦方向の間隔は考慮しないので、ネット上の口コミやカタログスペックだけを見て買うと微妙に縦方向が狭くて使いにくい、という笑い話もある。 またキートップの面積(キーの表面積)ではない点にも注意する必要がある。アイソレーションキーボードなどではキーピッチは広いがキートップが狭く打ちにくいという製品も少なくない。

多くの製品では15.0~20.0mm程度のキーピッチとなっている。

似たような言葉として「キーストローク」というものがあり、キーピッチとキーストロークキーボードの打ちやすさを決定づける最も重要な要素だと言われている。

フルサイズ[編集 | ソースを編集]

一般的にフルサイズのキーピッチと呼ばれるものは0.75インチである。ミリメートルに直すと19.05mmであるが誤差の範囲なので19mmと表記されることが多い。

なお、この19mmという数字は手の大きいアメリカ人基準なので、日本で流通しているフルサイズのキーボードの多くは若干狭い18.0mm~19.0mmを基準としているものが多い。なお、これらも小数点以下切り上げで19mmと表記されるのが一般的である。

詳細は「フルサイズキーボード」の項目を参照。

ノートパソコンのキーピッチ[編集 | ソースを編集]

デスクトップパソコンキーボードに比べると、ノートパソコンキーボードのキーピッチは、筐体サイズを小さくするために狭く作られてあることが多く、当然のように狭すぎるほど打ちにくいキーボードとなる。

ノートパソコンでフルサイズのキーピッチ(19mm)を実現するには、ワイド(16:9や16:10)で13.3インチ、標準(4:3)で14.1インチの面積が必要だとされている。最近のウルトラブックに13.3インチの製品が多いのはこのためである。

なお、B5サイズ以下のノートパソコンでは致命的にキーピッチが狭いものが多く、あまりに狭すぎると打ちにくいどころか、慎重にタイピングしないと隣接するキーまで押してしまうトラブルが発生してイライラすることになる。

この問題については、かつてバタフライキーボード7列キーボードなど、様々な試行錯誤が行われていた。

ただ、キーボード自体の良し悪しは数字に表れないため、CPUHDDなどの他のパーツに比べ、消費者の大多数を占める一般人への求心力は弱く、少数精鋭のプログラマーくらいしか熱狂しないため、真っ先にコスト削減の対象となり、現在では問題を解決しようという試み自体が皆無となっている。

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]