どんぶり勘定

どんぶり勘定とは、ある出費をする際に、その出費が自分にとってどれくらい大きな負担になるかを考えず、手元のお金がどれくらいあるかだけで支払いを決めてしまうことを指します。

どんぶり勘定の語源は、江戸時代に職人が身につけていた腹掛けについていた「どんぶり」と呼ばれる大きなポケットと言われています。職人はどんぶりから無造作に金を出し入れして使ったことからこの言葉が生まれたと言われています。

どんぶり勘定は、会計上のメリットとしては、計算が簡単で時間がかからないことが挙げられます。

しかし、経営上のデメリットとしては、収支の把握ができない、無駄な支出が増える、利益率が低下する、税務上の問題が発生するなどがあります。どんぶり勘定は、経営の効率化や成長には不向きな方法です。

どんぶり勘定なIT企業ではプロジェクトの進捗管理もできないことが一般的です。これらのことはIT企業の競争力や収益性を低下させる要因になります。