アクチュエーター

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アクチュエーター(actuator)とは、入力されたエネルギーを物理的運動に変換するもののことである。

キーボード[編集 | ソースを編集]

パソコンの世界でアクチュエーターという場合はは、主にキーボードキーが押された際に、キーが元の位置に戻るための反発力を発生させるためのバネなどを指すことが多い。

主なアクチュエーター形式[編集 | ソースを編集]

キーボードに使われているアクチュエーターには主に以下のようなものがある。

ラバードーム[編集 | ソースを編集]

いわゆるゴムを使う方式。

安物の代名詞と言われることが多いが、いわゆる安物はラバードーム100%の製品であり、ラバードームと他のアクチュエーターを絶妙にブレンドした品質の高い製品もある。

主な製品

バックリング・スプリング[編集 | ソースを編集]

円柱状のバネ(スプリング)を歪める方式。 英語表記は「Buckling Spring」である。

IBMの高級キーボードがよく採用していた。

主な製品

コニカル・コイル・スプリング[編集 | ソースを編集]

円錐状のバネ(スプリング)を収縮させる方式。 英語表記は「Conical Coil Spring」である。 富士通などが提供している資料ではコニックリングと表記してある。また、日本の多くのバネ屋さんでは「コニカル・スプリング」と「コイル」という単語を省略して表記してあることが多い。

東プレ富士通などの高級キーボードがよく採用している。

主な製品

永久磁石[編集 | ソースを編集]

韓国EMBOTECが開発した「磁気浮上キーボード」で採用されていた形式。 永久磁石を使った無接点のアクチュエーターであるため、ラバードームはもとより、バックリングやコニックリングなどのスプリングよりも耐久性は高いと言われている。

磁石同士が近づけば近づくほど反発力は強くなるため、最初は軽く、押し込むと重くなる反発力などどうかと思う点もあるものの、実際の打鍵感はちょっと気になるが、すでに会社ごと潰れた模様で現物を拝むことは難しい状況である。

その他[編集 | ソースを編集]

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]


外部リンク[編集 | ソースを編集]