ウンコ

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ウンコとは、生物の主たる排泄物である。

概要[編集 | ソースを編集]

ウンコとは食物などからエネルギーを吸収し終わったあとに出る排泄物である。また、これが転じて一般的に価値のないものを指す。

価値の発見[編集 | ソースを編集]

かつてはまるで価値のないものとして扱われたウンコだが、ウンコと酸素化学反応させるなどすることで莫大なエネルギーを抽出できることが現代科学によって判明しており、これらを用いたバイオガス発電なども実用化されている。これらは家畜を飼育する農場や下水処理場に併設されることが多い。

固体酸化物型燃料電池[編集 | ソースを編集]

また、一般的には軟体であるウンコを固体のペレットにすることで輸送や保管を容易にしたものも存在し、2012年にはアップルが同社のデータセンター自家発電にウンコを固体化したペレットを採用し話題となった[1][2]。もう少し御上品な呼称では「固体酸化物型燃料電池」と呼ばれる。なお、一般的に単に「燃料電池」と呼ばれるものは「固体高分子形燃料電池」であり別物である。

これについて世間一般ではウンコ製造機といわれるニートにも一筋の希望が見えたという意見がある一方で映画マトリックスのような世界になるのではないかと危惧する声もある。

宇宙での利用[編集 | ソースを編集]

アメリカ航空宇宙局(NASA)とフロリダ大学(UF)は微生物を利用して宇宙飛行士の排泄物を分解し、排出したメタンと二酸化炭素からバイオガスを合成することに成功した[3]。ウンコからバイオガスと非飲用水を生成でき、さらには電気分解により水素と酸素への分解も可能であるとしている。

現状では宇宙飛行士の排泄物は容器に保存し、帰還する前にキャリヤーに移され、大気圏を通り抜けるときに自然に燃焼する。しかし、長期的にわたる任務執行になる場合、大量の排泄物を地球に持ち帰ることもできなければ、スペースデブリ化の恐れがあるためそのまま残こすこともできない。この問題はNASAはUFと解決策の共同研究に乗り出していた。

宇宙開発においてはウンコは太陽光とともに鍵を握るエネルギー源として注目されている。

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]