カタログスペック

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カタログスペック英語:catalog spec)とは、カタログに掲載されている夢のような性能のことである。

概要[編集 | ソースを編集]

カタログスペックに掲載される値は一般的な環境ではありえない特殊な計測環境を用意して計測した限界値ギリギリの数字である。

カタログに掲載されるのは基本的に簡潔明瞭な「数字」であり、家電量販店などの店頭に貼り出されるスペックシートも初心者には意味不明だが比較しやすい数字ばかりである。そのためCPUであればIPCを無視した「クロック周波数」、ハードディスクであれば「容量」などが前面に出されることになる。

逆をいえばパソコンにおけるキーボードマウスなどの数字では表せないパーツは徹底的にコスト削減の対象となる。キーボードマウスパソコンを使う上でもっとも長時間接するもっとも重要なパーツであるにも関わらずだ。

初心者がパソコンスマートフォンを購入する場合には必ず最寄りパソコンの大先生に相談しよう。なお、Apple信者Android信者などの病的な新興宗教にはまっている人物の意見は一切参考にしてはならない。近年ではWindows信者も急増しているので注意を必要とする。もっと正確に言えば「利点ばかりを強調し、欠点を言わない人」の意見を聞いてはならない。

主な例[編集 | ソースを編集]

ネットワーク機器[編集 | ソースを編集]

例えばWiFiルーターの通信速度では干渉する電波も遮蔽物もなく、一般家庭などではありえない最強の性能がでる計測条件を揃えて計測したような値となっていることが多い。

CPU[編集 | ソースを編集]

2013年にはARM系のSoCを中心とした複数の製品群でベンチマークの動作を検出すると自動的にオーバークロックすることが判明して「詐欺じゃねーか」と話題になった。

上記の方法が叩かれてからは、以下のような方法が編み出されている。

  • スマホに充電器を接続しているときだけフルパワー
  • スマホの温度が低いときだけフルパワー

これらを搭載した製品は実運用環境で高負荷なゲームなどを動かすとだいたい3分で力尽きてローエンド製品と大差ない性能しかでないことが多い。計測に1時間かかるベンチマークないからね。

自動車の燃費[編集 | ソースを編集]

日本のカタログに書いてある数字は詐欺みたいなものである。話半分と思って間違いない。米国では広告規制が導入された関係でより現実的な数値が掲載されており、日本と米国の両方で販売されている車種については米国法人のウェブサイトに公開されている性能諸元をみるとより正確なデータが得られる。

関連項目[編集 | ソースを編集]