ソーラーシティ

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ソーラーシティ英語:SolarCity Corporation)とは、住宅用および商業用の太陽光発電システム一式を製造および販売している企業である。

本社はアメリカ合衆国カリフォルニア州サンマテオ、工場はニューヨーク州バッファローとなっている。

概要

2016年にテスラに買収され子会社となり、テスラのPowerwallをセット販売するようになった。

パナソニックPVセルを日本から輸入し、ニューヨークのギガファクトリー2で組み立てて完成品を生産している。

歴史

もともとはニューヨーク州バッファローに存在した「リパブリックスチール」という製鉄会社である。絶頂期には鋼鉄製品の米国シェア3位を誇る巨大企業であった。1970年代後半から1980年代にかけて同社の周辺の工業地帯もろとも廃墟だらけとなり、その一体は「ラストベルト(rust belt、錆びた地帯)」と呼ばれるようになった。

1990年代にラストベルト地区の地域再生のために「バッファロービリオン 」と呼ばれる10億ドルの公的資金を投じるという経済刺激策が行われた。この資金を利用し、LED照明メーカーの「SORAA」とソーラーパネルメーカーの「Silevo」という新事業の行う会社が設立された。ちなみにSORRAは青色LEDの発明者である中村修二氏を社長に据えたことで話題になった。

2014年、テスラのイーロン・マスクの従兄弟であるLyndon RiveとPeter Riveが設立したSolarCityがSilevoを買収し、ラストベルト地区にテスラの工場「ギガファクトリー」を作ると発表した。

2016年、テスラがソーラーシティを買収した。

関連項目