コンバージド・インフラストラクチャ

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コンバージド・インフラストラクチャ英語:Converged Infrastructure)とは、サーバークライアントハードウェアからソフトウェアに至るまで全てを1つのパッケージにした製品のことである。 日本ではインフラストラクチャが発音しにくいため「コンバージド・インフラ」などと呼ばれることも多く、また日本語で「垂直統合システム」などとも呼ばれる。

概要[編集 | ソースを編集]

コンバージド・インフラストラクチャは、サーバークライアントネットワークソフトウエアなどをすべてを1つのパッケージにした製品のことである。欧米ではLANケーブル1本まで専用品としてパッケージに含まれることが多い。

なお、インフラと呼ぶほど広範囲ではなく特定のサーバー(のハードウェアソフトウェア)だけがパッケージ化されたものをアプライアンスなどと呼ぶ。オラクル風にいえばソフトウェアから設計されたハードウェアであり、スーパー・クラウド・システムズである。

コンバージド・インフラストラクチャ製品は、出荷前に完璧に動くことが検証されているため、導入期間が非常に短く、安定稼働し、サポートもマニュアル対応で1本化でき、その結果として非常に安価である。アップルストアiMacを買ってきて電源ケーブルをコンセントを繋げばすぐに使えるようになる感覚を、いわゆる業務システムに持ち込んだものである。

一方で日本人が大好きな「カスタマイズ」は前述の利点を台無しにするとして行われない。 コンバージド・インフラストラクチャで営業をかけているのにもかかわらず、カスタマイズ要求を受け入れる業者がいるとすれば、カスタマイズ前提のシステムではないため、それは非常に危険であるといえる。

これは、吉野家の牛丼か、美食倶楽部かという問題である。

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]