スクラム

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スクラム英語:scrum)とは、アジャイルの一種で、「チーム(スクラム)」という概念を加えたものである。 ラグビーで両陣営が肩を組んで一つの集団を作りぶつかり合う「スクラムフォーメーション」が語源で、その姿から集団が力を合わせることを”スクラムを組む”と表現することもある。

概要[編集 | ソースを編集]

スクラムでは基本的にアジャイルと同じ流れで開発が行われるが、個々人が課題表をみて勝手に課題を解決していくのではなく、チーム内で毎日の進捗確認や方向性確認などを行った後に個々人が課題を解決してゆく。 なかでもアジャイルとの最大の違いは課題表にバグを記載するときに、単にバグの発生した状況状態だけを記載するのではなく、チームで対策を話し合い大まかな解決策の目星まで付けた「課題」として記載する点にある。 Visual Studio Team Servicesgithubパクリ)ではプロジェクト生成時に開発手法を「アジャイル」と「スクラム」から選べるが、このバグトラッカーに話し合い機能があるかないかくらいの違いしかない。

スクラムもアジャイルの発展系であるためウォーターフォールの欠点である事前見積の不正確さは大幅に改善される。 スクラムおよびアジャイルでは数週間単位で見積を作るため大きくブレることは少ない。 そもそもウォーターフォールは最序盤に数ヶ月から数年先まで未来予想して見積を作るというキチガイ手法である。

スクラムの欠点でもあり利点でもあるのは「チーム」が必須となる点である。 一般論としてチーム開発は理想であるとされるが零細企業などでは人手不足でチームが組めないということも多い。 ただ毎朝話し合う(スクラム会議)だけであればペアプログラミングよりは簡単である。 がんばろう。

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]