ハードコーディング(Hardcoding)とは、プログラミングにおいて、どうみても「設定」として外だしすべき値をソースコードに直接記述することをいいます。
ハードコーディングを避けるためには設定ファイルなどを用いて、値や設定をプログラムから外部に分離することが望ましいとされています。これにより後で値や設定を変更する際に、プログラムの修正が不要になり、柔軟性の高いプログラムを実現することができます。
ハードコーディングはソースコードの編集が容易なスクリプトではよくあるパターンです。
ただウェブアプリなどではWebサーバーの設定ミスでCGIなどのスクリプトが実行されず、ソースコードがHTMLとして出力され、ハードコーディングされたパスワードなどが流出してしまう事故がよくあります。
この事故を防ぐには、まずそもそも論としてハードコーディングはせず、また設定ファイルをウェブサーバーからはアクセスできない領域(DocumentRootの外側)に置くのが望ましいとされています。