中央値
中央値(英語:median)とは、正規分布の図における「ド真ん中」の値である。
グラフの左右の面積が中央値を軸に二分割するとそれぞれ50%になる場所である。
分布 編集
二項分布では、
上記の状態から試行を重ねるごとに異常値が目立たなくなり正規分布に近似していく。
ただし正規分布に近似させるには非常に大量の試行が必要となり、ほとんどの事象において現実的ではない試行数となることが多い。
「現実的ではない試行数」未満の試行数を「グラフの変化」で表すと以下のような動きになる。
上記のような動きをするため平均値(正規分布)を前提とした期待値は、最低でも標準正規分布表の上側5%(Z値1.6)、誤差10%が期待できる試行数がないと現実離れした数字になる。そのような場合は期待値の算出に利用される各種計算式中の値を平均値から中央値に置き換えて計算するとそれっぽい数字になる。