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人間開発指数(Human Development Index、通称:HDI)とは、人間開発の3つの基本的側面(①寿命、②知識、③生活水準)を総合して、各国の達成度を測定、比較するための指数

経済指標のみでは表せない国の開発の度合いを表す尺度として、UNDP が 1990 年に刊行した『人間開発報告(Human Development Report)』の中で用い各国のランキングを行ったことに始まる[1]

目次

算出方法編集

HDIの算出方法は、

  1. 平均寿命指数
  2. 教育指数(成人識字率と初等・中等・高等教育総就学率)
  3. GDP 指数(1人当たり実質 GDP(PPP))

について、それぞれの最大値を「1」、最小値を「0」として算出し、3つの平均値をとる。

派生指標編集

2010 年より HDI の派生指標として不平等調整済み HDI(IHDI)が導入されている。

また、それまで発表されていたジェンダー開発指数(GDI)とジェンダーエンパワメント指数(GEM)に代わ ってジェンダー不平等指数(GII)が、人間貧困指数(HPI)に代わって多次元貧困指数(MPI)が導入された。

関連項目編集

参考文献編集

  1. HDI の詳細については UNDP HDI 公式ウェブサイト(http://hdr.undp.org/en/data/about/) UNDP 東京事務所から日本語でも入手可能(http://www.undp.org/content/tokyo/ja/home/library/human_development/human_development1.html)