低コスト

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低コスト英語:low cost)とは、コストが低いことである。

概要

低コストの実現は、一括仕入量産効果産業革命級の技術革新による場合を除き、何かしらの手抜きによるものと思ってまず間違いない。その多くは、すぐには問題が表面化しない安全対策などの部分や、顧客からは見えにくい内側の部分を削ることで実現している。

「低コスト」という言葉を口にする奴は絶対に信用してはならない。詐欺みたいなものである。

零細企業が低コストを掲げている場合は、いわゆるブラック企業と思ってまず間違いない。資本力が弱く、人件費以外に削れる部分がないのだから当たり前である。

土木建築の世界に限れば手抜き工事は「耐震偽装問題」などのように法的に罰せられるが、その他の分野では野放しなのが実情である。

主な良いコスト削減手法

一括仕入

大量購入によって仕入価格を下げる手法である。生産者は安定した売上を確保でき、購入者は安価で手に入る。ぶっちゃけ資本力の強い大企業にしかできない技である。

量産効果

ほとんどの製品は開発費を回収した後は札束を刷っているようなものである。

主な悪いコスト削減手法

パソコンの場合

パソコン本体などに多いのが、一般人はパソコンのケースを開けない、開けてもマザーボードなどの基板設計など理解不能という点を利用した低コスト化である。安価なアルミ電解コンデンサーなどを使いまくり、価格競争力はもとより、一定期間で安定して壊れるように設計することで再購入を促進するという効果がある。

次に一般人はカタログスペックしか見ないので「数字で表現しにくいパーツ」を削る手法である。真っ先に削られるのがキーボードマウス、そして液晶である。なかでも社畜PCなどに付属する液晶は「目潰し液晶」が定番であり、人体に取り返しのつかないダメージを与えることになる。

その昔、パソコンの端子と言えば錆びない金、いわゆるゴールドが主流であった。今では錆びて買い換えてくれた方が嬉しいので金を使っているのはハイエンドなサーバーくらいなものである。

ソフト開発の場合

仕様書は作らず、単体テストなども行わない。いきあたりばったりなプログラミングで表面上動いたらエラー処理もクソもないプログラムを納品し、お金をもらってドロン。いわゆる「Write once, run away」である。

サーバーの場合

サーバーの場合は冗長構成にすらなっていない場合やバックアップが手抜きなども多い。

また、設定費用だけ貰い一通りインストールして終わり、顧客には運用について一切説明せず終わりという酷い例も多い。この問題はWordPressなどを放置プレイセキュリティホールボットに狙われるという問題が各方面で話題になったこともあり、若干良くなりつつあるかもしれない。

ただ、2014年3月のニュースで、2011年に問題となったOperation Windigoに感染している放置プレイされたサーバーが1万台を超えると発表された[1][2]導入コストはもとより運用コストまでカットしたせいでコンピューターウィルスへの感染にすら気がついていない企業が多いという衝撃的な内容である。

関連項目

参考文献